《僕、錦戸亮は9月末日をもちまして、21年間お世話になったジャニーズ事務所を退所させて頂く運びとなりました》

 9月5日、関ジャニ∞の錦戸亮がグループを脱退し、ジャニーズ事務所も退所することが発表された。

 人気メンバーの脱退は世間に衝撃を与えたが、以前から予兆はあった。

「今年3月に『週刊文春』で、錦戸さんが以前から事務所と退所に向けて話し合いをしていたことが報じられました。その理由としては、グループの象徴ともなっていた“お笑い路線”に限界を感じていたから。30歳を過ぎても、ポップな曲を歌うような“アイドル”であり続けることに悩んでいたようです。夏までに結論を出すと言われていたので、彼も苦悩した上での決断だったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

2人の親友の存在

 8月には、週刊女性でも彼がグループを脱退し、ゆくゆくは関ジャニ∞も事実上の活動休止になる可能性があることを報じている。

 関ジャニといえば、昨年もメインボーカルの1人だった渋谷すばるが事務所を退所したことが記憶に新しい。

辞めた理由は、海外を拠点に自分がやりたい音楽活動をするため。錦戸さんは彼と仲がよかったので、“すばるが辞めるのであれば、グループを解散するべきだ”とまで主張したそうです。それほど、彼にとってすばるさんの退所はショックだったのでしょう」(ワイドショー関係者)

 錦戸が一大決心をした背景には、ジャニーズを辞めた後も活躍する“あの人”の存在もあったようで……。

渋谷さんは自主レーベルを発足し、10月にはソロアルバムをリリースすることを発表。また、かつての“親友”で元KAT-TUNの赤西仁さんは洋楽というジャンルで活躍しています。

 自分のやりたい音楽に打ち込む彼らを見て、“無理してやりたくないことをするよりも、2人のように自由に活動したい”と思ったのではないでしょうか。錦戸さんはグループのメインボーカルを務めるほど歌唱力も高いので、より縛りのない音楽活動をしたくなったのかもしれません」(芸能プロ関係者)

 実際、今年受けた雑誌のインタビューでは、グループでの活動に対する不満をのぞかせている。

だからといって「グループのために」やりたい仕事というものは、全くないんです。自分がやりたくないことを、グループのためにというだけで一人でやるなんて、きっと心がもたないと思いますから

 大切なメンバーがまた1人抜けた関ジャニ∞。残された5人はいま、何を思うのだろうか……。