年末恒例の大型音楽番組『輝く!日本レコード大賞』(TBS系)が、今年も12月30日に放送される予定だ。
2018年は乃木坂46の『シンクロニシティ』、2017年も同グループの『インフルエンサー』が大賞に輝いた。
「ここ数年は、乃木坂46やAKB48などの女性アイドルグループと、三代目 J Soul BrothersやEXILEなどのLDH系が大賞に選出されていました。ところが、今年のレコ大に異変が起こりそうなんです。というのも、1990年以降、レコ大から完全撤退していたジャニーズ事務所が、今年、復帰するというんです」(芸能プロ関係者)
ジャニーズが「レコ大」に出ないワケ
1987年に近藤真彦(55)が『愚か者』で、翌88年には光GENJIが『パラダイス銀河』で大賞を受賞。また、最優秀新人賞にはこれまで、シブがき隊、少年隊、男闘呼組といったジャニーズアイドルたちが選出されてきた。
「ところが、1990年に“忍者問題”が起きるんです。レコ大は、1990年から3年間だけ『演歌・歌謡曲部門』と『ポップス・ロック部門』に分かれていました。90年にレコードデビューした『忍者』は、ジャニーズのグループでありながら演歌を歌うというのをウリにしていました。
そのためジャニーズサイドは『演歌・歌謡曲部門』を希望したそうですが、主催者側の都合で『ポップス・ロック部門』に移されてしまったと。この決定にジャニーズサイドは納得できなかったようで、“忍者問題”以降、ジャニーズタレントがレコ大に出演することは一切なくなりました」(前出の芸能プロ関係者)
今年、レコ大へのジャニーズタレント出演が実現すれば、実に30年ぶりとなる。
「ジャニーズサイドとしては、2020年末で活動休止する嵐を盛り上げるため、“レコード大賞には嵐を”と考えているのではないでしょうか。また、その嵐が活動休止したあとの“ポスト嵐”の最右翼とされるKing&Prince(キンプリ)が、最優秀新人賞を獲得すれば、グループとしても箔がつきますし、レコ大に出演すれば幅広い世代にその存在をアピールできます。
嵐という屋台骨を間もなく失うことになるジャニーズ事務所としては、背に腹は代えられない。嵐とキンプリを今以上に盛り上げるため、過去を水に流して、レコ大出演を検討しているのではないでしょうか。実際、両グループともエントリーされて残っており、このままいけば何らかの賞を受賞するのは間違いないと言われていますよ」(前同)
嵐とキンプリが出演するとなれば、国民的な注目を集めることは必至。レコ大はさらに輝きを増す!?