“薬物逮捕”された女優の沢尻エリカ(33)が出演する予定だったNHK大河ドラマに、女優の川口春奈(24)が代役することになった。

 スポーツ紙などの報道によると、沢尻が被る損害額は、ドラマ、CMなどを含めて5億とも10億とも言われている。代役を受けた川口についてはいいことづくめで、

代役だから、準備期間も短くてしょうがないよね、というエクスキューズで見られるうえ、ちょっとでも好演すれば、通常の好演よりも評価が高くなる。NHKに恩も売れる。川口にとっては初めての大河だが、プレッシャーのない形の舞台が整ったうえ、タレントを貢献度別にランキングすると言われているNHKに、川口は最高の貢献者になった。大河終了後を見ていればよくわかると思いますが、川口のNHKの露出、あるいは川口の事務所所属俳優のNHKの露出が増えると見ます」  

 スポーツ紙放送記者は、そう解説する。

徳井の穴埋めの顔ぶれ

 少し前に税金がらみのスキャンダルをやらかしたお笑いコンビ、チュートリアルの徳井義実(44)は現在、芸能活動を自粛している。

「NHK大河ドラマにも出演するなど売れっ子だっただけに、代役がどうなるかと思ったんですけどねぇ、やっぱりねぇ、という感じに落ち着きそうです」

 と話すのは芸能記者。その真意をこう明かす。

「徳井には10本以上のレギュラー番組がありましたが、その穴埋めのほとんどを、吉本所属の芸人が担当します。迷惑をかけたということで、同額にはならないかもしれませんが、今の時代テレビ局側だってタダで出演させることはできない。一度座ったイスは、自分の事務所で守るという芸能界のイス取りゲームで、吉本は力を発揮するのです」