「ほかにも『嵐のワクワク学校』や野球大会などの収益、CD売り上げの一部などもMarching Jを通じて寄付されています。SMAPはMarching Jと並行して『東日本大震災復興支援財団』という公益財団法人の設立発起人として名を連ね、『SMAP×SMAP』のエンディングで毎回、援助を訴えるなどの活動も行なってきました」(前出・芸能記者)
しかし『Marching J』への寄付金の使途として、中国からジャイアントパンダを招致する予定であると近藤真彦が発表したことで、一部ファンの間で炎上騒動となった。
「子どもたちにパンダを見てもらうことで、元気を出してもらおうという意味合いだったのですが、もっと直接的な支援のほうがいいのではと批判され、のちに中止されました。結局、'16年の熊本地震で活用されるなど、集まった募金は、さまざまな基金や寄贈に使われているようです」(同)
ジャニーズ事務所のタレントは、チャリティーには積極的で、毎年8月に放送される『24時間テレビ「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)には20年近くにわたり、毎年所属タレントがメインパーソナリティーを務め、募金を呼びかけている。昨年、一昨年の台風や豪雨被害の際にも、各地で炊き出しなどの活動も行なった。
「今回の基金は日本赤十字社が設立し、発表されているように主に医療に使用されるので、『Marching J』と並行して活用するものになりそうです。未来ある子どもたちのために、というジャニーさんのメッセージはこの先も残っていくのではないでしょうか」(同)
ジャニーさん亡き現在も、その思いは受け継がれていくーー。
<取材・文/渋谷恭太郎>