それまで「ごめんなさいね、せっかくいらしたのに」と、直撃取材にも気遣う柔らかな対応をしてくれていた方子さんだったが、一切を避けるようになったのもこのころからだ。

薬に頼る生活が16年続いた

 先のネット対談では、衝撃の告白が続く。木村らの育児中に抱えていた苦悩を吐露したのだ。

《普通の生活も安定剤がないとできなくなる。夜は睡眠薬を飲まなければ眠れなくなる、というのが16年間続いたんです。でも、家族はそれを知らないと思います。私が言わないから。言えないで、自分でなんとかしようと……》

 普段は明るく振る舞い、木村のファンが次第に彼女のファンになっていくような魅力を持つ方子さんだが、そんな薬に頼らざるを得なかった壮絶な母親時代があったのだ。

「父の秀夫さんは昔気質の厳格なお父さんで、木村さんもよく殴られて育ったそうです。そんな男系家族では、母親の異変に気づけなかったのかもしれません。いま、方子さんは初めて“自由”となり、家族という形に縛られずに人生を楽しんでいるのではないでしょうか」(前出・芸能プロ関係者)

 今年の母の日、木村から方子さんへの感謝の言葉は伝えられたのか。電話をかけてみるも、残念ながら応答はなく留守番電話に切り替わってしまった。

「キムタクは、自分が育った家族を“反面教師”にしているのかもしれません。もしかしたら当時、彼なりに方子さんの変調に気付いていて、静香の意思意見を尊重するのも妻に寄り添うという姿勢の現れだと思います。

 今年で結婚20周年を迎えます。彼には静香がいて、CocomiKoki,と守りたい家族がいます。最近、“家族がらみの露出が多い”との声も見受けられますが、“永遠の幸福”をアピールすることで、家族が、自分が、幸せであることを噛み締めているのではないでしょうか」(前出・芸能プロ関係者)

 心から母の日をお祝いできる日が来ることを願いたい。