「もはや執念。NHKとファンの我慢くらべですね(苦笑)。再放送できないのは、二次使用を含めたSMAPの版権をジャニーズ事務所が所有しているからとも言われています。加えて、香取慎吾ら『新しい地図』の3人と中居正広の独立。そして残留した木村拓哉と、SMAPが3つに分裂している現状では、そこをクリアにするのは難しいと言わざるを得ません」(芸能プロ幹部)
SMAP完全版は放送されるのだろうか。NHK広報部に問い合わせると、
《お問い合わせの番組については、現時点では放送の予定はありません。再放送する番組は、視聴者の方々からの要望やさまざまな要件などを踏まえて判断しております。決まり次第、番組のホームページなどでお知らせしております》
と書面で回答。《再放送できない理由》も併せて聞いていたのだが、そこには触れられなかった。
SMAP時代は「適当だった」
6月29日、主演ドラマ『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系)の番宣を兼ねて出演した『帰れマンデー見っけ隊!! 3時間SP』で、2月に開催されたソロツアーについて触れた木村。1人で『夜空ノムコウ』も歌唱した同コンサートで「初めて喉のケアをしましたね」と気合が入っていたことを明かし、一方でSMAP時代は「もう、なんか適当」とおどけて見せた。
「もちろん、場を和ませる冗談でしょうが、そのコンサートシーンも収録された“SMAP完全版”を待ち続けているファンにとって、あれは“適当”と言われたら良い気はしないのでは? ファンには酷ですが、この木村の姿だけで再放送は実現しないと思えてしまいます。
すでにメンバーはそれぞれの活動を確立しているわけで、再放送は現在の彼らのイメージや戦略、クライアントとの契約に影響する可能性もあります。彼らは今後も“ソロ”で稼いでいくわけで、いまさらSMAPというグループのイメージを蒸し返されたくないメンバーもいるのかもしれません」(前出・芸能プロ幹部)
ファンが思うほど、全てうまくはいかないみたいだ。