シーズン3の第9話までの平均視聴率は13・7%と高視聴率をキープしている、井ノ原快彦主演の人気ドラマ『特捜9』(テレビ朝日系)。
「早めにクランクインしていたため第4話までは予定どおり放送できましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、撮影が約2か月間中断。その影響で12話まで予定していたものの、全10話に縮小されてしまいました。それでも、来年のシーズン4制作は、ほぼ決定しています」(テレビ朝日関係者)
『特捜9』に関しては、以前から現場での不協和音が取りざたされてきた。
「前シリーズである、渡瀬恒彦さんが主演の『警視庁捜査一課9係』時代からのベテランスタッフ数人が、“視聴者層が若くなったので、スタッフも若返りを図りたい”という理由で昨年、リストラされてしまったんです。今回のシーズン3では井ノ原さんが所属するジャニーズ事務所から、スタッフの若返りをさらに進めたいということで『9係』時代から唯一、残っていたプロデューサーのA氏もリストラの対象になっていました」(同・テレビ朝日関係者)
これに黙っていなかったのが、『9係』の初期から出演し続けている津田寛治だった。
「“信頼しているスタッフが次々と去り、続けていく意義が感じられない〟と、今シリーズをもって降板することを決めたそうなんです」(同・テレビ朝日関係者)
残ってもわらないと困る
どうしても津田に辞めてほしくないジャニーズは、制作スタッフにさまざまな提案をしているという。
「“津田さん主演で番外編を作ってはどうか?”と、彼が喜ぶようなコンテンツを企画することで、考え直してもらおうとしているんです。津田さんとプロデューサーのA氏がいなくなってしまったら、『特捜9』の存続自体も厳しいという話が現場でも出るくらいなので、井ノ原さんとしても“残ってもらわないと困る”というのが本音でしょう」(芸能プロ関係者)
そこまでしてシリーズを続けたいのは、現在の事務所の状況も関係しているようだ。
「木村拓哉さん以外の元SMAPメンバーや錦戸亮さんなど、主演クラスのタレントの退所が相次いでいるだけに、安定してふたケタの視聴率が稼げる『特捜9』はとても魅力的なコンテンツ。井ノ原さんの代表作でもあるので、少しでも長くシリーズを続けたいようです」(制作会社関係者)
気になる津田の進退はというと……。
「今年の秋ごろまでに返事をすることになっているそうです。ただ津田さんはすごくこだわりが強く、大手事務所だろうが忖度しない性格。昔からお世話になっているA氏が残留することになったとはいえ、1度辞めると決めたら意見を覆さないのではという声が多いですね」(前出・芸能プロ関係者)
おなじみのメンバーで続くことを信じたいけど……。