生活はかなり荒んでいた
「昼食もとらず、休憩なしで働いていたようです。銀歯の技工も外注せず、休診日の日曜日に自分で作っていましたね。夜も寝ずにカルテを見ていたので、ほとんど休みは取れていなかったはず」(Aさん)
特に借金があるわけでもない歯科医が、そこまで働く必要はあったのだろうか?
「実はお子さんも現在、私立の歯科大学に通っていて、学費などで年間600万円ほどかかっていたそうです。相当なプレッシャーだったようで、生活はできても、昔のようにサーフィンに行く余裕はなかったみたいですね」(Aさん)
投資を始めたのも、少しでも生活の足しにしたいという思いがあったようだ。
普段の生活も不摂生だったようで、Aさんによると、
「“面倒だから”と言って、あまり自宅にも帰らず、医院に寝泊まりしていました。なんとなく、家庭に居づらかったみたいですね。食事は夕方に近所のスーパーで割引弁当を買い、お風呂も近くのサウナですましていたようです」
切り詰めた生活を続けるうち、次第に追い詰められていったうえでの犯行だったのだろうか……。
Aさんにも、ここ1年ほどは音さたがなかったようで、
「忙しいのかな、と思っていた矢先に起きたのが今回の事件。久々に映像で見た秋山さんの顔は、かなりやつれたように感じました。前はもっと生気があったのですが、疲れていたのでしょうね……」
ストレスを発散できず、家庭の悩みもあったのだろうが、八つ当たりで“暴発”してはいけない。