ジャニーズから見放されて……
「もちろん長瀬さんご本人が望むとおり“裏方仕事をするため”というのもありましたが、なかには後々、メンバー全員が合流して音楽活動を再開するときに、“はじめから山口を引き入れるために独立した”と思われないためという意図もあります。この『株式会社TOKIO』の代表取締役はジャニーズ の社長・藤島ジュリー氏になんです。
ジャニーズとしては山口のように強制わいせつ事件などを理由に契約解除になったタレントを復帰させることなどできませんが、別事務所なら非難を浴びることもないだろうと考えたようです」(芸能プロ幹部)
だが先日、山口は飲酒運転の疑いで逮捕された。水面下で働きかけていたジャニーズとTOKIOメンバーの計画は頓挫した。
芸能プロ関係者によると「早ければ来年には5人での活動を始める可能性もあったのですが、少なくともジャニーズは今後、“山口さん復帰にむけてのサポートはしない”とのことでした」
TOKIOメンバーと密に連絡を取り合いながら、そして復帰が見えてきているのになぜ飲酒運転という行動をとってしまったのか。
「山口さんにしてみれば、間違いなく復帰できるという手ごたえを感じたのではないでしょうか。しかもそんなに遠いことではなく。あとは時が来るのを待てばいいということになる。報道では家賃8万円のアパートに住んでいることが強調されていますが、実は貯蓄があり生活はそこまで困窮していなかったそうです」(ワイドショースタッフ)
“なぜこのタイミングで……”という声が世間からあがっているが、“このタイミングだからこそ”気が緩んだのかもしれない。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。