2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、他施設と同じく来場者が減った東京タワー。施設維持などの費用調達のために、昨年10月30日に立ち上げられたクラウドファンディング『東京タワー緊急支援プロジェクト』の“目玉”企画として、クリスマスから新年までのスペシャルライトアップが行われた。
4300万円以上の支援金が集まった中で、最高額に設定された333万円を出資したのがSMAPファン有志。好きな色にライトアップできる権利を得た彼女たちは当然、東京タワーをSMAPカラーに染めたというわけだ。
「SMAPファンといえば、これまでもクラウドファンディングなどを使って新聞広告を掲載し、それが広告賞を受賞するなど話題になってきました。解散から4年経っても衰えない情熱と行動力が、今度はライトアップに注がれた。もちろん、SMAPが再び始動することを願ってのこと」(広告代理店関係者)
櫻井が見た本当の5色とは
ところが、確認してみるとSMAPカラーがライトアップされたのは12月28日のみ。冒頭の話では、櫻井が見たのは1月1日とされることから“SMAPタワー”ではなさそうだ。では、彼が目を輝かせたのは本当に“嵐タワー”だったのか。
「いえ、それは違います(苦笑)。お正月の夜にライトアップしたのは、おめでたい時などに使用される“五色幔幕(ごしきまんまく)”のカラーリングをモチーフにしたものになります。クラウドファンディングで目標金額を達成したお礼もかねて、クリスマスと年末年始に少しでも世の中が楽しい気持ちになるようにと、普段とは違うライトアップをさせていただきました」(前出・東京タワー広報担当)
この“五色幔幕”に使われるのは基本的に赤、黄、青、緑、白の5色。東京タワーのライトアップは点滅することから、白に赤や青が混じって紫に見えたとしてもおかしくはない。残念ながら、櫻井がメンバーに見せたのはSMAPでも嵐でもなかったのだ。それでも、生で見られたのはラッキーだとか。
「実は、ライトアップのカラーリングシステムが新しくなったばかりで、前々から(SMAPカラーや五色幔幕を)発色できたわけではないのです。また、今後におめでたいことがあった場合に五色幔幕を点灯させるかは決まっていないので、(見られたことは)貴重な機会ではあったと思います」(前出・東京タワー広報担当)
嵐にSMAP、そしてファンもよい1年になるようにがんばりましょう!