交際が始まってからほどなく、ふたりは容疑者が3か月前まで住んでいた公営住宅で暮らし始めた。
「6階の部屋で1年くらい同棲していましたね。20代半ばで、背が高くてきれいな女性でしたよ。親子どころか、もっと年の離れたカップルでしたけど」(公営住宅の住人)
結局、若い女性と結婚できず引っ越した
その後、女性は職場の異動に伴い容疑者の部屋を出ることになったが、その前後に容疑者も同じ団地の7階に引っ越すことになった。
「“もうすぐ結婚するから部屋を移るんだ”と言っていました。実は、この団地は単身者が住めず、6階の部屋は前妻の名義のままでした。
結局、若い女性と結婚ができず、今のアパートに引っ越すことになったようです」(同・住人)
そんな経緯もあり、容疑者は被害女性への思いを断てなかったようだが、結婚できないのには、理由があった。
「実は彼女は引っ越したあとで、好きな男性ができたみたいですね」(前出・関係者)
別れることになったが、これだけ年齢差のある女性と交際していたとは、よほどモテたのだろうか──。
普段は作業着姿だが、休日にはカジュアルな装いでトヨタの『セルシオ』に乗り、さっそうと外出する姿も目撃されていた野村容疑者。
「若い女性の出入りは頻繁でしたね。前妻と離婚して20年ほどですが、今回の女性以外にも20代くらいと30代くらいの女性2人と同棲していました」(別の住人)
もっとも「出張風俗をよく部屋に呼んでいた」という証言もあるので、住人がその女性らと勘違いしていた可能性もある。
どんな男なのだろうか?
「学歴もないし、身長は170センチもないし、高収入でもないですよ。最初は金があるように見せかけますが、クレジットカードも持たず、貯金もほとんどない。収入はほとんど女性につぎ込んでいたのでは。
でも、やさしくて、腰が低くて、話を盛り上げるのがうまい。2万~3万円で、古いエアコンを自分で修理して取りつける作業をしてくれるイイ人なんです」
ある知人は容疑者の人柄を打ち明け、こんな詳細まで話してくれた。
「年齢と華奢な体格のわりには、日常的に身体を動かす仕事をしているので、体力があるし、精力もあるのがポイントです。テクニックはそれほどでもないようですが」
“女好き”が災いして、女性との間に問題も多かった。