「東京オリンピックの仕事は、亡くなったジャニー喜多川さんの夢でした。彼はオリンピック開催が決定した'13年末に舞台『JOHNNY'S 2020 WORLD』を立ち上げオリンピックを意識した演出をしていましたから。

 嵐にとってジャニーさんは自分たちを育ててくれた父親のような存在。オリンピックに関わる仕事をすることで、彼の悲願を果たそうとしているのでしょう」(同・テレビ局関係者)

ジャニーさんは、“子どもたち”がオリンピックに関わるのが夢だった
ジャニーさんは、“子どもたち”がオリンピックに関わるのが夢だった
【写真】撮影の合間に路上喫煙していた嵐・二宮和也

『ジャニーズは努力が9割』(新潮社刊)の著書があり、ジャニーズ事情に詳しい霜田明寛氏によると、

活動休止から4か月たち、バラエティー番組でメンバー2人が共演することはありましたが、3人以上集まることはありませんでした。3人以上集まる機会として、オリンピックはうってつけだと思います。

 活動休止を発表して以降、嵐はファンを配慮しながらも、“具体的にいつ活動するかは明言しない”というスタンスを貫いています。4人もしくは、5人そろう姿を見れば、ファンは未来に希望を持てるのではないでしょうか」

 ナビゲーターの仕事は、5人が掲げるスタンスを崩すこともないという。

「開会式でパフォーマンスをするのであれば、5人そろわないと難しく、そこで歌を披露すればファンにとって、ある種の“裏切り”に映ります。

 嵐は昨年末の東京ドームでのラスト公演に全力を注いだのに、オリンピックで歌を披露したら疑問に思うファンもいるかもしれませんからね。でも、ナビゲーターであれば、個人でバラエティー番組に出る延長線上ととらえることもできますよ」(霜田氏)

 状況は厳しいが、夢だけ持ったっていいでしょ?