相性抜群の「ジャニーズ」

 さらに、イライザさんが言及するのは徹子とジャニーズタレントのマッチングのよさだ。

ジャニーズのタレントがよく出演しますが、彼らは粗相がないし、決して徹子さんを困らせません。徹子さんってゲストにむちゃ振りするじゃないですか。急に『ちょっと踊ってみてよ』と言われても、彼らはBGMなしに見事にダンスを披露します。場数を踏んでいるから何を振られても完璧なんです

 つまり、ジャニーズが相手だと徹子は気持ちよく仕事ができるということ。そして、ジャニーズ側にとっても『徹子の部屋』出演にはメリットがある。

「ジャニー喜多川さんの教育の賜物か、ジャニーズタレントは礼儀正しいので大物の女性に気に入られやすく、徹子さんもご多聞にもれず喜んで話を聞き出そうとする。徹子さんの覚えもめでたくなるわけですから、ジャニーズタレントにとって『徹子の部屋』は特別な番組なんです」(芸能レポーター)

 イライザさんには特に印象に残る回があるという。

「V6の長野博さんが出演したときが素敵だったんです。徹子が『人生の最後に食べたいものは何?』って質問すると彼は『おにぎりです』と答え、徹子が満足げに『ご飯て、おいしいわよねえ』と言うと、エンディングテーマが流れ出した。おにぎりほど誰も傷つけない回答ってないじゃないですか? 本当に返しがうまいなと思いました」

徹子もうなった切り返しであった、V6・長野博
徹子もうなった切り返しであった、V6・長野博
【写真】「たまねぎ頭」を脱いだすっぴんの黒柳徹子

 ジャニーズのタレントのそつのなさに目を見張る。このあたりはジャニーさんからの薫陶の賜物だろう。