“ポスト嵐”の自覚が芽生えた
「2019年から嵐も、英語の楽曲に挑戦したり、海外公演を計画していました。しかし、彼らは活動休止という“タイムリミット”があったのと、新型コロナウイルスの影響で海外でのコンサートが中止になったため、不完全燃焼で中断してしまった。キンプリは、“ポスト嵐”と目されているグループなので、“いつか嵐を超えたい”と考えているのかもしれません」(同・芸能プロ関係者)
『ジャニーズは努力が9割』(新潮社刊)の著書があり、ジャニーズ事情に詳しい霜田明寛氏は、“3年前の金言”も大きいと指摘する。
「平野紫耀さんは、デビュー当時ジャニーさんに“やりたいことをやりなさい”と言われたと話しています。全編英語の楽曲も、平野さんが率先して周りの人に提案したことで実現しました。ジャニーさんの思いを引き継ぐよう強制されたのではなく、自分たちがやりたいことと、ジャニーさんの夢が重なった結果だと思います」
キンプリの強みは、ストイックな姿勢にあるという。
「デビューしてからも、ダンスレッスンを続けるなど、メンバーのモチベーションが非常に高いです。また、演技、バラエティー、ダンスと、何か1つのことに特化しなかったことで、“オールラウンダー要素”が強くなっていることも大きい。
デビュー直後は、平野さんが目立っていましたが、岸さんがバラエティー、永瀬さんが俳優、髙橋さんは少女マンガの連載、神宮寺さんはジャニーズの伝統的な舞台『DREAM BOYS』に出演するなど、それぞれの得意分野が定着してきました。そうした個々の魅力が世間に伝わってきたのでしょう」(霜田氏)
“キンプリ旋風”は止まらない!