─雅紀さんのご結婚おめでとうございます!
「ありがとうございます」
声をかけると、照れくさそうに微笑む。
─事前に、雅紀さんから何か報告はありましたか?
「……あったけど、あんまり話せないんだよ」
ひと足先に、朗報が届いていたようだ。相葉の妻の印象についても聞いてみたが、
「……ごめんね、それも言えないんだよ」
申し訳なさそうに何度も頭を下げながらお店に入っていったが、足取りはどこか軽やかだった。
既婚者の活躍が目立つジャニーズ
“百年先”の愛を誓った櫻井と相葉。結婚したことで、今後の仕事に変化はあるのか。『ジャニーズは努力が9割』(新潮社刊)の著書があり、ジャニーズ事情に詳しい霜田明寛氏は、仕事の幅が広がる可能性が高いと指摘する。
「ジャニーズのタレントは直接的に家庭や子どものことは話しませんが、視聴者は結婚したことで生まれる“安定感”を感じると思います。主婦層がメインターゲットの情報番組のキャスターには、東山紀之さん、TOKIOの国分太一さん、V6の井ノ原快彦さん、風間俊介さんなど、既婚者が多いですからね。今後、そうした番組で櫻井さんと相葉さんを起用したいテレビ局も増えるのでは」
また、結婚したことでファンの見方が変化することも考えられるという。
「5人中3人が既婚者になった嵐は、6人中4人が既婚者のV6がひとつのモデルになるのでは。V6のファンは、“間近で〇〇君を見たい”というアイドル的な憧れだけではなく、純粋なライブパフォーマンスにも注目している印象です。嵐も、5人が磨き上げた演出やパフォーマンスに注目するファンがさらに増えると思いますよ」(霜田氏)
櫻井も相葉も、21年間、仕事を第一に考え、たくさんのファンに夢を与えてきた。これからは、自分の“夢”も持ったっていいでしょ?