2021年12月30日、ジャニーズ事務所所属のグループが集う『Johnny's Festival』が開催された。

「ジャニーズとしては約2年ぶりの有観客での東京ドーム公演。嵐のライブやイベントの演出を手がけてきた松本潤さんが総合演出を担当したことも話題になりました」(スポーツ紙記者)

 13組総勢71人の人気アイドルが勢ぞろいして、会場を盛り上げた。

「各グループのパフォーマンスのほか、SMAPやTOKIO、タッキー&翼、嵐、V6といった先輩グループの代表曲を出演者みんなで歌うシーンもありました。一昨年に発売した新型コロナウイルス感染拡大防止を支援するチャリティーソング『Smile』を全員で熱唱した際には、ステージの大型スクリーンに活動休止中の嵐や解散したV6の映像も流すなど、すべてのファンが楽しめるステージになっていましたね」(同・スポーツ紙記者)

松潤のセクゾ演出にファン歓喜

 見どころ満載だったが、その中でも特にファンを喜ばせた演出があった。

「フェスの中盤、Sexy Zone(以下セクゾ)が『RUN』を歌った際、ラストのサビでフリフラ(運営側が色を制御できる無線制御型のペンライト)や照明を使って、会場全体が活動休止中のマリウス葉さんのメンバーカラーであるオレンジ色に染まったんです。“セクゾは5人だよ”と感じさせる松本さんの演出に胸が熱くなりましたね」(セクゾのファン)

SexyZone『RUN』のラストでは、会場がマリウスのメンバーカラーであるオレンジ色に染まった
SexyZone『RUN』のラストでは、会場がマリウスのメンバーカラーであるオレンジ色に染まった

 公演後にはツイッターでも、ライブに“登場”したマリウスの名前がトレンド入り。

《RUNのオレンジ泣ける。潤くん粋過ぎる》

《セクゾのことを誰よりも身近でみていてくれた松潤だからこそできた演出で、本当に涙腺崩壊した》

 と、SNS上で絶賛の声が相次いだ。レコード会社関係者は舞台裏をこう明かす。

セクゾの4人にもあの演出は知らされておらず、本番で会場がオレンジ色に染まっているのを見て感激していたそうです。自宅マンションに呼んで定期的にアドバイスするなど、佐藤勝利さんは松本さんが可愛がっている後輩のひとりですからね。エールを送りたかったのでは」

 当日も会場に足を運び、関係者席で後輩たちのステージを見守っていた松本。ここまで熱を入れるのには、ある思いがあるようだ。

「今回のフェスでは、嵐のステージでも使用した照明やCGなどを使っていました。ジャニーズはここ数年、グループが解散したり、退所するメンバーが後を絶ちません。そんな中で、先輩たちの歌を一丸となって歌い、嵐のライブ演出を肌で感じてもらうことで、“事務所の未来を担う逸材になってほしい”と考えているのでしょう」(同・レコード会社関係者)

 松本の熱い思いは、ファンだけでなくメンバーたちにもきっと届いたはず!