「制服のスカート強制はいいの?」の声
さらに、ポニーテール禁止に対しては、女性からの反発で別の議論にも発展。
《男子が興奮するからポニーテール禁止なのに、スカートをズボンにするのはダメなの?》
《変態基準で校則を考えるなら、色付き下着やポニテ禁止よりもスカートを廃止すべきなのに、なぜか女子のスカートがズボンになるのは消極的な学校》
《ポニテ禁止のツイート見たけど生脚にスカートのほうがよっぽど危ねえよ》
“スカート強制”への反対意見には、性的に見られないためだけではなく、寒さや冷えを訴えるものも多かった。
靴下が指定されていたり、防寒性があるタイツが禁止されている場合も多く、真冬の寒さでも素足が露出したままで耐えなければならない。
最近では新型コロナウイルスの蔓延を防止するために、季節を問わず教室の窓を開ける感染対策がなされている。換気するたびに下がる室温の影響で、身体の冷えから体調を崩すなど、ますます女子生徒には辛い環境になっているのではないか。
ジェンダーレスが叫ばれる昨今、青山学院中等部・高等部や慶応義塾中等部などで、女子生徒の制服について、スカートとズボンの選択制が導入された。
実際、ズボンを着用した女子生徒からは「本当に暖かい」と喜びの声が上がっている。それでも選択制を導入している学校はまだまだ少数派だ。
時代に見合わない理不尽な校則がいまだはびこる学校は多いが、生徒側の理に適った意見にはもっと耳を傾けるべきかもしれない。