ファンは「4人が醸し出す空気感が好き」
ジャニーズ事情に詳しい霜田明寛氏は、嵐がパーソナリティーを務めた年に募金額が増える理由をこう分析する。
「チャリティー意識が高いジャニーズの中でも、東日本大震災の復興支援としてスタートした『嵐のワクワク学校』を開催するなど、社会貢献との距離が近いグループ。加えてファン以外からの認知度も高いため、人を動かすパワーがあるのが強みです」
グッズの売り上げが好調なことについては、
「『ジャにのちゃんねる』メンバー個々の人気の高さはもちろん、この4人が醸し出す空気感が好きというファンが多いのが特徴ですね。メンバーと同じ空気に触れたいと思わせる魅力があるため、チャンネルで紹介したグッズを購入したり、訪れた店に足を運びたい……というファンが多いのでしょう」(霜田さん)
今年の募金額の結果次第では、来年以降のパーソナリティーの選出方法が変わる可能性もあるという。
「SixTONESなどYouTubeチャンネルを持つグループも増えてきているので、今回の手法が成功すればチャンネルを持つ後輩グループにパーソナリティーのバトンを受け渡しやすくなるのでは」(霜田さん)
一方で、二宮に期待が集まりすぎることへの弊害を懸念する声も。
「放送前からYouTubeでPRしているので、日テレ側としても例年より多い10億円は突破してもらいたいというのが本音。しかし局側の期待が高すぎて、二宮さんにとって無言の圧力になってしまわないか心配するスタッフもいますね」(前出・日本テレビ関係者)
募金の“嵐”になってくれると信じたい!
霜田明寛 文科系WEBマガジン『チェリー』編集長。ジャニーズに造詣が深く、テレビやラジオにも多数出演している。'19年には『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)を刊行