現役の東大合格者を毎年25人前後、輩出している筑附高では、早くから受験勉強に取り組む人も少なくない。
「都内でも有数の進学校である筑附高に悠仁さまが入学された背景には、“東大へ進学させたい”という紀子さまのご意向があるのではないかと、かねて噂されてきました」(皇室ジャーナリスト)
悠仁さまのお考えを尊重する方針
しきりに取り沙汰されているのが、'16年度から東大が導入した『学校推薦型選抜』─いわゆる推薦入試だ。
「学校の成績だけでなく、面接や課外活動での活躍などを踏まえて総合的に人物を評価する制度で、学力重視のペーパーテストではありません。各校、男女合わせて4人まで推薦できます。筑附高は、この入試でコンスタントに合格者を出していますね」(受験情報誌ライター)
悠仁さまは、筑波大附属とお茶の水女子大附属の間で結ばれた『提携校進学制度』を利用して筑附高へ進学された。
「トンボの観察や野菜の栽培などへの関心がお強いという、持ち前の研究者肌を活かして、悠仁さまが“特別ルート”で東大に入学する線もあるのでは、と囁かれているのです」(前出・皇室ジャーナリスト)
東大推薦入試について、前出の三井塾長に聞いた。
「近年は多くの大学で推薦入試の合格枠が増えましたが、東大の推薦入試は別格。一般受験でも十分に合格できる学力に加え、数学オリンピックや『科学の甲子園』での実績などプラスアルファが求められます。志望者が募集人数を上回っても“定員割れ”するケースすらある」
象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授は、このように話す。
「大前提として、悠仁さまの進みたい大学や学びたい分野は尊重されるべきです。とはいえ、仮に将来の天皇が“日本のトップ”である東大に進学されれば、学歴社会を追認されることにもなりかねません。進学の理由と経緯を、国民が納得できる形で丁寧に説明する必要があるでしょう」
東大入学に暗雲が立ち込める中、ある宮内庁関係者はこう一蹴する。
「そもそも紀子さまに“東大へのこだわり”はなく、あくまでも悠仁さまのお考えを尊重される方針だと思います」