同校の生徒は、「生徒思いのいい先生です」ときっぱり。同様の評価をする生徒はほかにもいた。
しかし別の生徒は、「毒舌なところがある」と話す。
生徒側は警察に被害届を提出。精神的ダメージもあり登校できていない。チームメイトには「もう私はソフトボールをやめる」と話しているという。男性教諭は謹慎中で「こたえました」と反省の日々を送る。同校は外部の有識者を入れて懲戒処分を検討する。
自分に厳しいから生徒にも厳しさを…
「被害生徒は辛い思いをしているはずです。ソフトボールが好きだから続けられる環境を整えてあげたい」
と前出の校長補佐。
学校には「おまえのアゴもはずしてやろうか」と脅迫めいた内容も含め、抗議の電話が鳴り止まなかったという。
男性教諭のポリシーは「凡事徹底」。日々の積み重ねが自分を創る、という意味だ。
「自分に厳しい男だから生徒にも厳しさを求めてしまったのかもしれない。生徒がケガをしないように夜遅くまでマシンに乗って黙々とグラウンド整備する姿をよく見かけました」(前出の校長補佐)
それで体罰でケガをさせるとは本末転倒。生徒を思う愛のムチだったとしても許されず、時代遅れも甚だしい。