昨年の「第38回ベストジーニスト2021」では、「一般選出部門」はインターネットやSNSでランダムに選ばれた10代〜50代までの2000人から“最もジーンズが似合う有名人”をヒアリングしてノミネート者を選出した後、一般投票が行われた。
そのようにシステムが変わった年、男性ノミネート者の中にはジャニーズの嵐・松本潤、そしてキンプリの平野、永瀬の名前も。ほかにEXIT・兼近大樹や俳優・横浜流星といった強敵もいたが、見事、永瀬が投票数トップで受賞したのだった。
投票方法の変化は“逆にありがたい”
その授賞式で、永瀬はある“夢”も口にしていた。
「永瀬くんといえば、女性向けファッション誌『ViVi』(講談社)の『国宝級イケメンランキング』企画で殿堂入りを果たしていることから、『「ベストジーニスト」でも殿堂入りを狙って、“殿堂入りアイドル”を目指したいですね』と語っていたんです」(アイドル誌ライター)
ところが、今年の「ベストジーニスト」では永瀬が受賞を逃したばかりか、ジャニーズの名前がまったく見当たらない。日本ジーンズ協議会の公式サイトを見ると、今回は「SNS調査によりランダムに選ばれた10代〜50代までの幅広い世代10,000人から“最もジーンズが似合う有名人”を投票していただいた集計結果」で受賞者が決まったようなので、選ばれた10,000人以外は、ノミネート者すら知ることができなかったとみられる。
実際、ネット上のジャニーズファンも「いつの間に『ベストジーニスト』の投票やってたの!?」「仕組み変わりすぎ……」と戸惑っている様子だ。
「永瀬くんのファンは特にガッカリしているようで、『廉くんに投票する気満々だったのに』『連覇させてあげたかった』『殿堂入りの夢を叶えてあげたかった』という声が続出しています。キンプリは今、かなり不安定な状況にありますし、永瀬くんもラジオで苦しい胸の内を明かしたばかりのタイミングとあって、ファンが“少しでも彼の力になりたい”と願うのも無理ないでしょう」(同・前)
一方でジャニーズは、「ベストジーニスト」の新システムに納得しているのだろうか。同事務所に口出しする権利などないものの、所属タレントが突然、誰1人として選ばれなくなってしまったというのも、気まずそうだが……。
「ジャニーズはむしろ、ホッとしているのでは。今回の『ベストジーニスト』受賞者のニュースに対し、ネットユーザーから『ジャニーズ枠はなくなったのか』と揶揄されているように、組織票だけでなく“ゴリ押し”のイメージもありましたからね。新しい投票方法が採用されたことで、そのように言われる機会も減っていくとみられます。いろいろな騒動を抱えている最中のジャニーズは、少しでも世間からの事務所批判を減らしたいでしょうし、『ベストジーニスト』の変化は“逆にありがたい”とすら思っているかもしれません」(芸能プロ関係者)
この先、永瀬が再び「ベストジーニスト」を受賞する可能性もゼロになったわけではない。しかも今後は「組織票でも、ゴリ押しでもない!」と言い切れる受賞が期待できるだけに、その時を楽しみに待ちたい。