2020年の緊急事態宣言の際に、ジャニーズ事務所が提唱した新型コロナウイルスの感染防止に関する取り組み『Smile Up! Project』を覚えているだろうか。
その取り組みの一環としてNHKで流された、医療機関の現状や支援、感染拡散防止への協力を呼び掛けるメッセージ動画「続けよう #僕らにできることを。」。
ジャニーズの未来を担うはずの3人
Hey! Say! JUMP山田涼介、Sexy Zone中島健人、King & Prince平野紫耀の3人が、動画を通してメッセージを届け続けた。
「ジャニーズ事務所の未来を担う若手、しかも正統派のグループの“顔”と言っていい3人の選抜。この年の年末には嵐が活動休止を控えていたため、新時代を引っ張っていくのはこの3人という事務所からの表明のようにも感じられました」(ワイドショーデスク)
しかし、平野が今年の5月にキンプリからの脱退と退所を発表。未来に向けたトライアングルの大事な一角を失うことになる。
「とはいえ、この3人は各グループでは人気者ですが、歴代の先輩たちに比べると一般層への浸透度は低い。出演作品を含め影響度や実績はまだ残せているとは言えません」(前出)
山田は昨年放送されたドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』で主演を張ったが、低視聴率に終わった。また映画『大怪獣のあとしまつ』への酷評が話題となり、数字の面では厳しい年となった。中島も誰もが知るヒット作には恵まれず、平野もドラマ『クロサギ』に主演したものの、視聴率的には振るわなかった。
つまり“ジャニーズを担う若手”として担がれたものの、平野の退所も手伝い、この3年間だけでは”結果”を残したとはいえない状況に。
では記念デビューしたグループ、Snow Man、SixTONES、なにわ男子、Travis Japanから、新世代を担う新しい顔は出てくるのだろうか。ジャニーズに詳しい芸能記者に聞く。
「『silent』と朝ドラ『舞いあがれ!』への同時期の出演で注目を集めたSnow Manの目黒蓮、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の稔さん役が好評だったSixTONESの松村北斗、そして“5代目金田一”という重要なポジションを継承した、なにわ男子の道枝駿佑あたりになるでしょうか」
10日に東京・氷川神社で行われたジャニーズ成人式に参加した道枝は前列のセンターに身を置き、写真に収まった。その“ポジション”からして事務所の期待も伺える。
平野・山田・中島に代わって、目黒・松村・道枝がジャニーズの未来を背負い始める。