また、同年7月、「フライデー」（講談社）に一般女性との交際をスクープされ、記者に結婚について問われた際には、≪まぁ、後々はそういうことも……もう35歳になりましたし、そんな中途半端な気持ちではないということだけは知っておいてほしいかな≫と言ってのけた。
「プライベートをめぐる自由な振る舞いに加え、ファン界隈で『ダンスや歌に対する向上心がない』『ステージで手抜きしている』と物議を醸してきた横尾さんは、いつしか『アイドル活動へのやる気が見えない』と批判されるように。そんな中、結婚発表でファンの不満が一気に噴出し、一部で『脱退』を求める声が高まってしまったんです。
横尾さんはこうしたネガティブな反応を知ってか知らずか、ジャニーズ公式サイト・Johnny's webの個人ブログに≪勝ちたいな。勝ちたいわ。絶対に勝ってやる≫と挑発的な文章を投稿し、これまたファンの反感を買ってしまいました」（同・前）
結婚発表後にうちわがバキバキに
ジャニーズアイドルとしては“崖っぷち”に思える横尾だが、『あさイチ』の月1レギュラーは、今後のタレント人生を左右する重要な仕事といえそうだ。
「現在、朝8時台の情報番組で視聴率トップなのはテレビ朝日の『モーニングショー』ですが、『あさイチ』は2番手につけており、横尾さんはジャニーズファン以外の幅広い層に名前と顔を売ることができるはず。つまり、過去の交際や結婚をめぐるゴタゴタを知らない新たなファン層開拓のチャンスを得たというわけです。横尾さんは料理だけでなく家事も得意ですし、同番組の主な視聴者である主婦層に好かれやすいのでは」（ウェブメディア編集者）
『あさイチ』といえば、元V6・井ノ原快彦が初代キャスターを務め、その人気を不動のものにしたのはあまりにも有名な話だ。
「井ノ原さんも、2007年に瀬戸朝香さんと結婚した際、世間的にはお祝いムードでしたが、ファンからは猛烈なバッシングを浴びました。コンサートツアー『V6 LIVE TOUR 2007 Voyager -僕と僕らのあしたへ』の初日MCで結婚を発表したところ、多くのファンがショックを受け、会場付近にバキバキに折られた井ノ原さんのうちわが捨ててあったという話は、ジャニーズファンの間で語り草になっています。
『アイドル＝疑似恋愛の対象』とするならば、井ノ原さんは当時、絶体絶命のピンチに陥ったわけですが、2010年、『あさイチ』のキャスターに抜てきされたことが大きな転機に。結婚しても家庭の匂いを出さないようにするジャニーズアイドルがほとんどの中、井ノ原さんはイチ家庭人としての一面を隠さず、主婦層の視聴者からの好感度が急上昇。
番組の人気に火がつくとともに、幅広い世代からの支持を集め、2015年には『第66回NHK紅白歌合戦』の白組司会者を務めるほどのトップタレントに成長したんです。横尾さんも家庭人としての一面を全面に押し出し、アイドルファン以外からの人気を得るという方針に切り替えたほうがいいのでは」（同・前）
果たして横尾は第二の“イノッチ”になることはできるのか――。
