今年3月にイギリスの公共放送『BBC』のドキュメンタリー番組で取り上げられたことをきっかけに、元所属タレントたちが故・ジャニー喜多川前社長から性被害を受けていたと、次々と告発している。
「4月には、カウアン・オカモトさんが日本外国特派員協会で実名・顔出し会見を行いました。徐々に波紋が広がり、5月14日の夜に公式サイトで、現社長である藤島ジュリー景子氏の1分少々の“謝罪動画”が公開されました」(全国紙記者)
動画内でジュリー氏は“世の中を大きく騒がせていること”と“被害を訴えている方々”、“関係者やファンを失望させ、不安を与えたこと”に対して、計3度頭を下げた。しかし、発表された文書では、被害を“事実”と認定することは避け、これまでこの問題について“知らなかった”としている。
「16日には立憲民主党が、被害を告発していたカウアン氏と橋田康氏を招いて、国会内でヒアリングを行いました。今のところ、テレビ局やスポンサーは“様子見”のようですが、今後、事態が変化する可能性もあるでしょう」(同・全国紙記者)
櫻井翔は『news zero』でフレームアウト
しかし、現役タレントたちはいまだ、口を開いていない。
「ジュリー氏の謝罪動画が公開された翌日の15日、嵐の櫻井翔さんがキャスターを務める日本テレビ系の報道番組『news zero』でも、この問題について放送されました。メインパーソナリティーの有働由美子さんが“この件については、番組で話し合って私が話します”と、櫻井さんは画面からフレームアウト。何も語ることはありませんでした」(スポーツ紙記者)
一方で、40年以上ジャニーズ事務所に所属し、‘21年に退所した近藤真彦が、カーレースのPRで大分県知事を表敬訪問した際、報道陣の取材に応じた。そこで、
「知ってた、知らないじゃなくて、“もう知ってる”でしょ。正々堂々と話をしてもらえれば」
と、苦言を呈したことで、現役タレントの発言が注目されることに。特に、東山紀之の発言を求める声が多く上がっている。