5月12日、元King & Princeの岩橋玄樹(26)はセカンドアルバム『I'm A Popstar』の発売と、9月からのツアー開催決定を発表。18日からファンクラブ先行受け付けのチケット発売も始まり、売れ行きは好調のようだ。そんな岩橋について、芸能プロダクション関係者は指摘する。
「岩橋は米国進出を掲げています。LAでの出来事などインスタグラムに投稿しており、日本とアメリカを行き来しているようですが、現状では海外での具体的な活動の話は聞こえてきませんね」
岩橋はKing & Princeを'21年に脱退し2年がたった。今年3月18日にはSNSで米国エージェント『Three Six Zero』と契約をしたと公表。ただ、アディダスとのコラボなどや、今後予定されているライブツアーなどは国内での活動だ。
「エージェントと契約といっても、即全米でデビューとはなりません。仕事の獲得や出演交渉は行ってくれますが、日本の芸能事務所とは違い、マネージャーなどは必要に応じて個人で雇わなければならないこともある」(芸能プロダクション関係者、以下同)
ワイルドな一面を見せる投稿が増えて
契約しても、あくまで個人プレー。そして、エージェントの興味は日本国内に向いていると推測する。
「LAで生活をしているといっても、語学の壁は高く、俳優などはすぐには難しいでしょう。自身のキャリアを活かして、ダンスや歌唱力で勝負するにしても、相当高いレベルが求められる。エージェントにとってみれば、日本での仕事のほうが獲得しやすく、むしろ、日本市場を拡大したいという狙いもあるでしょう。“ファンビジネス”を考えれば当然です」
エージェント頼みでは海外進出は難しく、結局は個人の力量に左右される。ただ、可能性がないわけではない。
「岩橋のCDはRookieという個人音楽レーベルから出されています。今の時代、個人レーベルは一般の人が配信しているのとあまり変わらない。そんな中で、昨年出したファーストアルバムは初動3日間で1万枚以上を売り上げた。ビルボードで3位にチャートインしており、セルフプロデュースについては長けているように感じます」
海外進出はさておき、個人での活動は岩橋に向いているのかもしれない。
「そもそも、大きな事務所を辞めたのも、個人で自由にやりたかったからなのでは」
ただ、ファンの間で気がかりな声も─。
「昔からのファンは“姫”のような可愛らしいキャラを求めている人が多い。ただ、そのキャラは海外ではなかなかウケ難い。それを本人はわかっているのでしょう。
最近ではスポーツカーに乗る姿を披露するなど、ワイルドな一面を見せる投稿が増えています。さらに、タトゥーが増えているといわれており、ファンの間では賛否の声が上がっているようです」
セルフプロデュースがうまい岩橋だが、昔からのファンを大切にしつつ、海外のファンを獲得するにはジレンマが生じそうだ。