「19歳でデビューして年齢とともにいただける作品のオファーや求められるものが変わってきて、それをやっているうちに今に至っている感じです。僕自身は特にこれをやりたいとか目標があったわけではないけれど、求められた時にきちんと応えたいと思っています」

 そのためのひとつが身体づくりだ。毎日のランニングのほか、1日1000回の腹筋は30年続いている。

アスリートと一緒で、求められた時に、すぐに動けないといけない。それがプロの仕事だと思うし、自分のエネルギーを絶やさないためでもあります。毎日、葛藤はあるけど続けてきたトレーニングをやめたらもったいない気持ちが強い。継続するのは大変と思っても体力的に落ちたという感覚はないです。精神的に折れなければ大丈夫だと思います」

多忙さは想像に難くない

たぶん、休むと死んじゃう(笑)。ずっと家にいるよりも常に動いて、感覚を研ぎ澄ませていないとダメなタイプです。ドラマ、報道、ドキュメンタリーといろんなチームに参加できるのが楽しく、さまざまな刺激があり毎週、世界1周をしているみたいな気持ちで仕事をしています」

 1年ぶりの変化とお願い?

 昨シーズンは紅一点の倉科カナが卒業し、事務所の後輩、小瀧望(ジャニーズWEST)が加入した。

男ばかりの現場になってうっとうしい(笑)。倉科さんの存在は大きかったと思います。小瀧はコミュニケーション能力が高い。昨シーズンに入ったばかりだけど、まるで初回からいるような顔をしています。関西の文化なのか、人との距離感が近くて自然。俳優としても見た目、声、発声のよさと技術的なことも備わっていて特に文句もないです(笑)」

 レギュラー出演者の白洲迅が結婚を発表した際には祝福コメントを送った。

「白洲君は毎年11月に新米を10キロ送ってくれるんですが、30キロに増やしてくれるとわが家も助かるのでお願いしようかな(笑)」