ふたりの歌声を聴き、涙する人や、ハグする姿に歓声をあげるファンも。
「みなさんの反応や声を聞いて、(JUNSUとステージに立てるように)もっと頑張らないと、と思いました。一緒に歌っていたころからは少し時間がたっているので、実は、ハグしたりするのはちょっと恥ずかしいなという気持ちがあるんです。でも、(昼公演では)自然な流れでできました。やっぱりJUNSUと歌うと気持ちがいいですね」
20年歌い続けてきた理由は
笑顔を浮かべる。特別な関係であるJUNSUからも祝ってもらった新事務所の設立。アーティストとして所属するとともに、CSO(最高戦略責任者)も務める。
「ほかにはない、アーティストとしての僕の視点や感覚などを活かしていきたいと思っています。公式なものではありませんが、ほかの事務所のオーディションには落ちてしまったけれど、可能性を秘めた卵たちを何人か見始めていて。今後は、東京やアジア各国でグローバルオーディションを開催する予定です。アイドルだけではなく、俳優の方にも所属してもらおうと思っていますし。プレッシャーはありますが、頑張ります!」
12月に迎える自身のデビュー20周年に向けての計画も進めていると語る。
「あっという間の20年でした。荒波もありましたが、なんとか乗り越え、ここまでたどり着くことができましたね。デビュー前の自分に声をかけるなら“何があっても諦めるな”と伝えたいです。それと、“あなたが年を重ねる速度よりも時代が変わるスピードのほうが速いから、うまく時代の速度に合わせて成長していきなさい”と」
20年、何があっても諦めずに歌い続けてきた理由を聞くと「ファンのみなさんの存在」と即答した。
「諦めたい、辞めたいと思う瞬間もありました。周囲の人からも言われましたし、自分自身も心身ともにボロボロだなと思ったとき、立ち直るきっかけを作ってくれたのは、僕を見守り、エールを送り続けてくれるみなさんでした。いつも応援してくださるみなさんがいるから、この先も僕は歌い続けていきます」