「主演はジャニーズの人気グループ・KAT-TUNの亀梨和也さんでした。原作と同じ主人公の神咲役を好演しましたが、視聴率は初回の世帯平均が10.3%だった以降は1ケタ台を連発し、全話平均は6.2%と大コケ。それだけに、国外の会社も関わる今回の海外ドラマ版は“なんとしても成功を”と制作陣も気合が入っているでしょうが、亀梨さんのファンは複雑かもしれませんね」(芸能ライター、以下同)

山下の退所で消えたプロジェクト

 2人の間には、ある“因縁”があった。

「亀梨さんと山下さんは2005年放送の日本テレビ系連続ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で共演して作中の役名でのユニット『修二と彰』を組み、2020年には『亀と山P』としてアルバム『SI』を発売する予定でしたが、山下さんの退所で“なかったこと”になってしまったんです」

 当初、『SI』の発売は2020年4月に予定されていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期に。その後、同年8月に『文春オンライン』で、山下が未成年女性2人と飲酒した上、その1人を“お持ち帰り”したと報じられ、ジャニーズ側は一定期間の芸能活動自粛処分を発表。なお、亀梨も飲みの席に同席していたと伝えられたが、こちらの処分は厳重注意に留まった。そのため、山下の活動再開後に改めて『SI』の発売日がアナウンスされるとみられていたが……。

「結果的に、山下さんはジャニーズでの活動を再開しないまま、同年10月をもって退所。ファンの間では、『亀と山P』および『SI』はどうなるのか……と不安が広がり、それでも希望を捨てずにいるファンもいましたが、同年12月、ソニーミュージックが公式サイト上で『SI』の発売中止を発表。当時、ネット上には《山Pのせいだ》という恨み節まで書き込まれていました。そんな経緯もあり、かつて亀梨さんが主演した『神の雫』で、新たに山下さんが主演して大成功した場合、なんとも言えない気持ちになるファンも少なからずいるでしょう」

 ドラマに関しても、『SI』の“お蔵入り”も、亀梨本人がもう気にしていなければいいのだが……。