8月6日、松本潤が主演を務めるNHK大河ドラマ『どうする家康』の最新第30話が放送された。
「松本さん演じる徳川家康が、さまざまな困難を乗り越えて天下統一していく物語。一部では“頼りない”“大河ならではの重厚さがない”という声もありますが、『本能寺の変』などの歴史的なシーンに独自の新解釈を加えたことが功を奏し、“人間味あふれる今までにない家康像”といった反響も呼んでいます」(テレビ誌ライター)
放送開始から7か月が経過し、目が離せない展開が続く同作。松本は座長として、撮影現場を支えているという。
「スタッフへの気遣いはもちろん、共演者の様子もよく見ていて。誰かの負担になっていそうだったり、松本さんがおかしいと思ったことは率先して制作側に交渉。過去には、スケジュールがズレて深夜撮影が続いた際に“どうする!?”と、プロデューサーに直談判したことも。ストレスのない環境にしようと、撮影現場の先頭に立って力を尽くしているように見えますね」(制作会社関係者、以下同)
松本潤が“あえて誘わない”出演者
さらに、撮影以外の場でも松本は“殿”流のコミュニケーションをとっているご様子。
「松本さんは制作スタッフとよく“打ち上げ”を開いています。“この日は美術さん、この日は若いプロデューサー陣、この日は大道具さん”といった感じ。あくまでチーム単位の少人数の会なので、スタッフへのねぎらいを兼ねながら、じっくりと話ができるいい機会なんです。共演者であるムロツヨシさんもよく一緒に参加していて、ついつい日付を越えて飲み続けることもあるようです」
ムロ以外にも、時には出演者を誘うこともある松本だが、唯一“あえて誘わない”出演者がいたそうだ。
「家康の正室である瀬名役の有村架純さんのことは、あえて誘わないようにしていたんです。打ち上げの予定があっても“架純ちゃんは無理しなくていいよ”と。というのも、出番が多い有村さんに対しては特に気を使っているみたいで、普段から“体調は大丈夫?”“スタジオの空調は寒くない?”と、細かいところまで心配して声をかけていたんです」
7月2日に有村演じる瀬名が亡くなる回が放送された後も、松本は自身のインスタグラムで、《瀬名。さよなら。ありがとう》と、有村のオフショットを掲載しているが、これも“特別待遇”?
「いえいえ! 松本さんは撮影現場に私物のカメラを持ってきていて、休憩時間に共演者のオフショットをよく撮るんです。その写真は若手もベテランも分け隔てなく自身のインスタグラムに投稿しており、役柄もあわせて紹介してくれるので、みんな喜んでいます。実際に話すと、とっても気さくなので、スタッフも共演者も“家康公”を信頼していますよ」
殿流コミュニケーション術で、撮影現場も“統一”中!