ジャニーさん追悼で「地獄で会いましょう」
《あなたは少年のような心を持った男でした。
僕はあなたから教えてもらった遊び心とプロ意識でここまでやって来れた気がします。
僕が音楽や作品にここまで情熱的になれたのも、あなたの作品や表現者に対する情熱を見てきたからこそだと思います。
ありきたりな言葉を言ったらつまらないと言うような男だとわかってるので僕なりに言わせていただきますが、あなたは最高です。
最高以外の言葉が見つかりません。
ジャニーさんはカッコ良すぎるのでたぶん地獄行きです。
僕も地獄を目指している男なのでまた地獄で会いましょう。
それまでゆっくりお休みください》
“地獄行き”といったワードがジャニーズ界隈のみならず、一般のネットユーザーを巻き込んで物議を呼んだ。炎上してしまった理由はほかにも。それは総勢127人のジャニーズタレントがジャニー氏の遺影と祭壇の前で撮った集合写真だ。ベテラン勢が並ぶ最後列に位置取った長瀬が、“中指を立てている”ように見えると話題になった。“性加害問題”が取り沙汰されるようになってからというものの、このお別れ会の長瀬の言動がネットで話題になることもあった。長年ジャニーズタレントを取材してきたスポーツ紙のベテラン記者は語る。
「確かに冠婚葬祭に適していない“地獄で会いましょう”といったワードは出てきますが、これは長瀬さんからのリスペクトを込めた文章だといえます。というのも、これは2016年に公開され、長瀬さんが主演した映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』のセリフを引用したものなんですよ。長瀬さんが演じたのは“地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)のリーダー、キラーKという赤鬼”。
後に同作の監督・脚本を務めた宮藤官九郎さんもこの件に触れて、“(映画では)かっこいいヤツはみんな地獄に行くんだっていう設定”だと説明していました。『誹謗中傷が減って寂しい』といったコメントも彼なりのメッセージが込められているのでは?」(スポーツ紙記者)
ロックなスタンスがゆえに、表現で誤解を生んでしまった過去もある。今回のインスタ投稿についても“真実”が明かされることとなった。それは、ファンが心配の声が沸いたのと同じ、8月30日の日付が変わる前のこと。長瀬本人がインスタのストーリーズに同じ“渋かっこいい”顔面のドアップを投稿。画像はモノトーンに加工されており、そこに赤いテキストで長文が書かれていたのだ。
《ニュースやコメントを見て色々とわかることがある。顔写真を出しただけで癖のようにニュースにする日本のメディアを利用しないとわからないこともある。俺のつまらん罠に引っ掛かる暇があるならもっとニュースにしなきゃいけないこともある。そしてこの発信に笑う者が誰かを傷つける人間なのである。最後に、俺に対するニュースやコメントは時間と労力の無駄である。何故なら、俺は誹謗中傷くらいじゃヘコたれないただのバカだからである。そして俺は至って冷静である。ありがとう。以上》
答え合わせを受けて、ファンからあがる安堵の声──。