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ー ジャニーズ関連ワードを完全封印

 9月7日に行われた記者会見で、ジャニーズ事務所はジャニー喜多川氏の性加害の事実を認め、謝罪。この会見以降、ジャニーズタレントを起用してきたスポンサー企業が相次いで契約終了を発表するなど、同社に逆風が吹き荒れている。

ジャニーズ関連ワードを完全封印

 そんな中、会見の2日後に放送された『人生最高レストラン』(TBS系)でのある変化が、ファンの間で話題になっている。

「この日はENDRECHERI.名義でアーティスト活動を行う堂本剛さんが、8月26日に配信リリースしたニューアルバム『Super funk market』のプロモーション活動の一環で登場。故郷・奈良愛を語りながら、これまでの芸能人生を振り返るという内容でした」(テレビ誌編集者)

 喜多川氏が亡くなった際に発表した追悼コメントで、

《あなたを愛しているという変わらない毎日を大切に生きていくよ  愛しているよ ありがとう宇宙一大好きだよ》

 と喜多川氏にメッセージを送るなど、事務所内でも“ジャニーさん愛”が強いことで知られている。

ジャニーズ事務所の記者会見前に収録が行われているとはいえ世間の声が厳しくなっていたこともあってか、番組内では喜多川氏の名前はもちろん、ジャニーズというワードも一切発さなかったんです」(同・テレビ誌編集者)

 視聴者も違和感を覚えたようで放送後SNS上では、

《たまたまかもしれないけど堂本剛、会社とか上京とかは言うけどジャニーズとかジャニーさんとかのワード一切言わないな》

《剛くんジャニーズって一言も言わんかったなぁ。東京に出てとか会社ではとか。話しにくそうだった。ジャニーズは放送禁止かー》

 と、不自然なまでに“ジャニーズ”関連の言葉を排除したトーク内容が話題になった。さらに直前まで放送されていた『情報7daysニュースキャスター』では、ジャニーズ事務所の性加害問題を大々的に取り上げていたことから、

TBSの22時からの報道番組でジャニーズ問題のことたっぷり取り上げるのに、その直後の人生最高レストランに堂本剛さんがゲストで出て「苦悩と葛藤の日々を激白」とかなかなかエグいことしている》

 と番組の編成も相まって、「ジャニーズ」発言なしのトークにさまざまな憶測が飛ぶ結果に。9月12日には、東スポWEBが「ジャニー喜多川氏関連のワード&トークNG」という記事を公開。

これまでジャニーズタレントによる喜多川氏に関するエピソードは“鉄板トーク”でした。しかし事務所が正式に性加害があったことを認めたことで、バラエティー番組では喜多川氏をネタにした出演者のトークはNGになりました」(制作会社関係者)

 また今後、同番組にジャニーズタレントの出演がなくなるのでは? との声も。

「『人生最高レストラン』はサントリーの1社提供番組です。サントリーホールディングスは9月11日に、今後ジャニーズ事務所と新たな契約を結ばない方針だと発表しましたが、記者会見直後に発表できなかったのは土曜日に同番組に堂本さんの出演が控えていたからでは? と言われています。

 ジャニーズタレントとはCM契約を結ばないということは、1社提供の番組にも“キャスティングNG”が出るのは間違いないでしょう」(広告代理店関係者)

 多くのファンを抱え、視聴率や購買に貢献してくれることから長年テレビ業界や広告業界で重宝されてきたジャニーズタレント。だが、今後はその姿を見られる機会は激減しそうだ。