大みそかの音楽特番『NHK紅白歌合戦』で、今年は有吉弘行、浜辺美波、橋本環奈、そして同局の高瀬耕造アナウンサーが司会を務めると発表があった。
『紅白』には毎年、ジャニーズ事務所(10月17日付で『SMILE-UP.』に社名変更)に所属するアイドルが複数出場してきたが、創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題の影響で、今年は“ジャニーズ枠ゼロ”の報道も。そうした背景から、NHKがいかにして番組を盛り上げていくつもりなのかが注目されている。
「目玉がない」今年の紅白
「2022年の『紅白』は、King&Princeが“5人体制で最後の『紅白』出場”になるとして話題を呼んだり、KinKi Kidsが25周年イヤーに突入するということで記念のメドレーを披露したりしました。ジャニーズに対する“忖度”抜きに、彼らを出場させる意味はあったと思います」(音楽誌ライター)
また、ジャニーズ以外では演歌歌手・氷川きよしが昨年の『紅白』をもって活動休止に入ることも決まっており、やはり注目を集めた。さらに、同年の大ヒットアニメ映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌「新時代」を歌う映画オリジナルキャラクター・ウタ(声優・名塚佳織がボイスキャスト、歌い手・Adoが歌唱キャストを担当)が登場する“新時代的”ステージも目玉だったと言える。ところが、今年は……。
「率直に言って、今年はジャニーズが出ようが出まいが、パッと思いつく“今年の人”や“今年の曲”がありません。一応、ワールドベースボールクラシックやFIBAバスケットボールワールドカップ、FIVBパリ五輪予選ワールドカップバレーなどスポーツ界が盛り上がった年ですし、そのテーマソングを特集する……なんて流れはありそうですが、目玉企画というには物足りないでしょう」(スポーツ紙記者)