『都会で俺は成功するんだ』苦労時代の“顔つき”

新成人のみなさんおめでとうございます!!!と投稿した大石昌良(公式インスタグラムより)
新成人のみなさんおめでとうございます!!!と投稿した大石昌良(公式インスタグラムより)
【写真】「若返っとる」43歳アニソン歌手、成人式と現在のビフォアアフター写真

 愛媛県宇和島市で生まれ育った大石は、2022年愛媛を全国にPRする「伊予観光大使」に任命されるなど、音楽活動以外にも活躍の幅を広げている。今年1月地元テレビ番組『Nスタえひめ』のインタビューでは、「とにかく歌が好きな少年だった」と振り返った大石。

 高校時代に経験した音楽活動の苦労について語る一幕も。

「愛媛県宇和島市にはライブハウスもなくリハーサルスタジオすらない、音楽活動には向かない街だった。僕の家に畑になっている土地があって、そこに離れ小屋みたいなものを建てて、そこで練習し始めました」

「今度はライブを披露する場所がないということになって、カラオケのパーティールームを使って。父親がビールケースを敷き、その上にベニヤ板、絨毯を敷いて、即興のステージを作りライブをしたり、手作り感満載な音楽活動をしていました」

 自分たちでイチから作り上げることで、何が起きても折れない心や夢に向かっての推進力を培った田舎時代だったと語っている。

「17、18の頃は『こんな町早く出ていって都会で俺は成功するんだ』と思って出ていったんですよね」

 その後、関西の大学に行き21歳でメジャーデビュー。プロとして音楽活動を続けるなかで、高校時代があったからこそ今があることに気づいたという。

「でも、ただいまと言える場所はこの町しかないと思った時に、やっぱりこの町がないと僕は東京で頑張れていないと思った」

 愛媛で過ごした高校時代、都会に出てプロを目指す大学時代。今回投稿された成人式の“顔つき”は、不利な環境を乗り越えた苦労の表れなのかもしれない……。

 大石は今年も新曲『好きになっちゃダメな人』などアニメ作品のタイアップやアルバム発売と大忙し、来年1月8日から放送のTVアニメ『道産子ギャルはなまらめんこい』のオープニング主題歌も決定している。

 若返り続けるオーイシマサヨシ、今後の活躍に期待が高まる――。