「スペシャルやシーズン2をお届けできるということは、この仕事をさせていただいている上で一番ありがたい、光栄なことだと思っています。'24年のスタートからいい流れをつくっていただけて感謝ですね」
ドラマ『正直不動産』の山下智久が帰ってくる!
'22年4月から放送された前作が高く評価され、続編を望む多くの人の声によりスペシャルドラマ、シーズン2の放送が決定した『正直不動産』。主人公の不動産営業マン・永瀬財地を再び山下智久が演じる。
「時間には、キャラクターを定着させてくれる力がある気がしていて、永瀬が染みついている感覚がありますね。前作でキャストやスタッフのみなさんとの関係性もできあがっているので、より自然にリラックスして演じることができています」
成績ナンバーワンのやり手営業マンだった永瀬は、ある日、祠と石碑を壊した祟りでウソがつけなくなってしまう。不動産業界の裏側を正直に話してしまい、成績はガタ落ち。引っ越した古いアパートから以前住んでいたタワーマンションを眺める生活に。巧みな話術を失ったことで恋愛もうまくいかなくなって……。
「(タワーマンションに再度住むという)自分の夢を真っすぐに追いかけて進んでいく永瀬の姿には、憧れがありますね。僕自身もウソがつけない永瀬のように、本音でガツガツ生きていけたらいいなとは思います。共感できないところは、ある意味正直すぎて要領が悪いところ。“もっとこうしたら営業成績1位が取れるのに”と、もどかしくなる。ただ、そこも含めて永瀬というキャラクターの良さなんですけど(笑)」
前作同様、ここぞというタイミングで祟りの風が吹き、ウソがつけなくなる永瀬。
「あの風にもたくさん種類がありまして、一番ベーシックなのが(風を起こす)ファンでふぁんと飛ばされるもの。レフ板やうちわであおぐそよ風バージョンに、巨大扇風機。
いろいろなバージョンで試行錯誤しながらやらせていただいています。シーズン1では、ちょっと風がつらいなと思うときもありましたが、今は当たり前になっていて(笑)。スタッフの方の技術もかなり上がっています!!」
プライベートでも友人に「風が吹いているぞ」と、風を起こされることがあるそう。
「つい本音を言っちゃいますね。ドラマのおかげで言いやすくなりました(笑)。
永瀬のように正直に生きるために、今自分が何を感じて、何を思っていて、何が楽しくて、何が心地いいのか自問自答するひとりの時間が大切だなと思っています。自分の心の声に耳を傾けると、おのずと方向性や、なりたい自分が見えてくる気がするので。
サウナが好きでよく行くのですが、あのデジタルから切り離されてひとりになる時間が欠かせないです。30分くらいで心の整理整頓ができる、かけがえのない時間ですね」