「さすがにおかしいと思って昨年6月、A子さんが“同棲資金として預けたお金を返して”と迫ったら、“いくら預かったか忘れちゃった”ととぼけたらしい。それで警察に行ったそうです。A子さんが記録を確認したところ、1回でおおむね5万円、計1200万円は渡したといいます。売春にあたっては“ゴムは絶対つけたほうがいいよ”とか“客とは離れて後ろを歩きな”などと助言してきたそうです。リュウセイは本気で交際する気なんてなかった。ほかにもメチャクチャお金を取られていた女性がいます。私は住む家と生活費をアテにされたんだと思います」
妻もまた、体調不良で仕事を休もうとすると、「オレが仕事をしていたときは歯が痛くても行っていた。そのくらいで休もうなんて甘いよ」と説教されたという。
「自分は働きもしないで毎日家でゴロゴロしているくせに。家賃を払わないことを責めると、“子どもができたら産休で働けなくなるんだから今は逆でもいいだろ?”とへ理屈をこねるんです」
A子さんから“入金”の途絶えた昨年7月以降、外食は廉価な回転寿司ですませるなど容疑者の懐は干上がっていった。いずれ逮捕されると見越してか、同11月に容疑者から「結婚したほうが安心でしょ」と求婚。妻が買った自転車でフードデリバリー配達員を始めた。
「初日に坂道をこいで上がったらヒザが痛くなったからもう休むと言い、“バイクがあったら行くから買って”と言うので仕方なく買いました。実働は気が向いたときに1日2時間だけとか。結婚後は暴力を振るわれるようになり、お腹を蹴ったり殴ったり、モノを投げつけたりするので私の身体はアザだらけになりました。“死ね”“キモい”などと暴言を吐かれ精神的にも追い詰められました」
容疑者は逮捕前、「昨年7月から付き合ったことにしてくれ」と妻に偽装工作を依頼。
容疑者から「口裏を合わせよう」と言われた妻は…
「何年刑務所に入るかわからないけど待っていてほしい。2日に1回は面会に来てくれ。誰とも浮気しないでくれ」と身勝手な要求を突きつけ、逮捕後は国選弁護人を通じて「私選弁護人をつけてくれ」と頼ってきたという。
「A子さんと交際がかぶる3か月間を気にしたんでしょうが、口裏を合わせようなんてひどい。共犯になりたくないので警察には正直に話しました。私選弁護人の件もきっぱり断りました。私は待つつもりはありません。結婚で戸籍を汚され、家賃などの生活費もすべて私持ちで、肉体的にも精神的にもダメージを受けました。もう離婚します。刑務所から出てきた後、新たな被害者が出ないよう、二度と女性をダマせないようにしっかり記事にしてください」
話を聞く限り、他人には厳しいくせに自分に甘すぎる。口からでまかせばかりの女性の敵といえそうだ。