「家族なのか職場の人なのかは不明ですが、2、3人の人が引っ越しの手伝いに来ていましたね」(同・近隣住民、以下同)
容疑者の年齢については、
「頭髪が薄かったのか、丸刈りしていて年齢不祥だったけど、まさか40代とは……もっと年上だと思っていた。おおかた作業服を着ていて、建設会社で働いているような感じでした」
顔を合わせると、軽く挨拶をかわす間柄で、
「こちらから挨拶すると返してくれるが、容疑者から挨拶することはなく、おとなしい感じの人でした。家族のことも含めて、何かワケアリのような感じもした。それで、夜も帰ってこなかったり、いない時期もあったりしたので、夜勤か、あるいは出稼ぎで東北あたりからきている人かもしれないと思っていたんです」
夜中に怒鳴り声をあげていた
だが、別の住民は、容疑者の奇行に気づいていたという。
「ときどき夜中に“チクショー!”とか“このヤロー!”とか怒鳴り声をあげていた。独りで酒でも飲んでいたのか……」(別の住民、以下同)
さらには、こんな不審な話も。
「あるとき新聞配達の女性が“エレベーターに乗ったら、小沼さんがいきなり乗り込んできて、気持ちが悪かった”と怖がっていたことがある」
実は小沼容疑者には前科があった。
「4年前に強制わいせつ致傷の事件を起こしたそうです。刑罰は懲役3年以上から無期までで、特別の事情がない限り、執行猶予はつきません。したがって、小沼容疑者は3年ほど刑務所に入っていて、出てきたばかりだった可能性が高いですね」(前出・社会部記者)
女性の人権を踏みにじる犯罪は、どんな理由があろうと許されない。