現在、活動休止中のアイドルユニット「嵐」。そのファンクラブ自体は今も継続中で、その会費は年間4,000円。2年目以降もずっと4,000円の会費であることから、デビュー以来、嵐のファンクラブ会員で居続けているファンも多いはずだ。
ただ肝心の嵐が現在活動していないので、今のファンクラブにお金を落とす意味がどこまであるのか……。
そんな中、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)を退所し、独立した二宮和也(40)が個人としてファンクラブを開設。これが一部で波紋を呼んでいる。
嵐の二宮、個人の二宮、年会費の二重取り
嵐は現在活動休止状態にあり、ファンクラブも会報を発行するなどしているが、それ以外に大きな動きもない。嵐としての活動がなくなった今、会費を払い続けていることに不満を持つファンも少なからずいるだろう。
6月17日に二宮はオフィシャルファンクラブ「オフィスにのホールディングス」と、スマートフォン向けアプリ『デジにの』をスタートすると発表した。
こうなってしまうと嵐の二宮ファンとしては、活動休止中の嵐ファンクラブに加えて、今度は二宮のファンクラブに入会する選択肢にも頭を悩ませることになる。
「オフィスにのホールディングス」の年会費は5,500円。嵐のファンクラブよりは1,500高い金額設定だ。
一部では「ファンの気持ちを利用した二重取りともとれる動きでは?」との声も出ており、X(旧Twitter)上では……。
《『嵐』としてもFC会費を取って個人でもFC会費取るって事?だとしたら二重取りじゃん。そろそろ『嵐』も活動をどうしていくか決めた方がいいんじゃないかと》
《今後、個人FCとグループFCの二重取りが発生しそうな予感……》
《きてもうたで……恐れていた事態が……『嵐』のファンクラブやめる決心もついていないのに……どしたらいいの……》
多くのファンは二宮の個人ファンクラブ開設を好意的に受け止めているが、こうした意見もたしかにある。
先行きの焦りを感じての個人ファンクラブ設立か?
二宮の個人ファンクラブ設立に関しては、業界内でも賛否両論だ。ある芸能記者は、
「グループが満足に活動できない現在、二宮さんが個人的に動くのも無理はありません。妻子もいらっしゃいますし。これまでの仕事量などを鑑みてもサポートするスタッフがいないと難しいのではないでしょうか。
そうなると人件費やそのほかの経費もかかるでしょう。そういった出費を賄うためにも個人ファンクラブ開設したのかと思いますが、ファンからすると二重取りの構造。グループと個人で差別化を計ってもそう見えてしまうのが残念ですね」
と話す。またアイドル事情に詳しいレコード会社関係はこうも話す。
「嵐の場合、活動休止前にも多くのライブ活動をしていましたよね。地方から参加する場合は旅費や宿泊費、それに伴う飲食代、ファングッズとかかる費用はそれなりに。活動休止前の姿を見たいと多くのファンが出費を余儀なくされたと思います。
ジャニーズが解体され、二宮さんと松本潤さん(40)は独立、相葉雅紀さん(41)や櫻井翔さん(42)は地上波でも露出が多いままですが、大野智さん(43)が公の場に姿を表すことはない。復活を夢見るもその兆しは見えず、搾取だけされているのではないかと立ち止まる人も多いのでは」
ネット上では、今も嵐再結成を望む声は大きく、ファンの願いは、嵐の全員がそろって活動を再開することだろう。今回の個人ファンクラブ開設が溝をうまなければいいのだが……。
取材・文/松本ミゾレ