国内ファンから非難の声
今回の公演は国内ファン向けに映画館でライブビューイングも予定されていたため、それにチケット代を払い楽しみに待っていたファンにとっては、余計に盗撮動画がネット上で目に入ってしまうことは許せなかっただろう。
また、なにわ男子が韓国に入国した際のパニックもネットニュースになるほど酷いものだったが、帰国の際の警備もほとんど改善されていなかったようだ。メンバー達が女性ファンにもみくちゃにされる中、女性ファンが掲げたスマホが大西流星(23)の顔面に直撃する様子が捉えられた動画が拡散され、盗撮の件と合わせ、「二度と韓国へは行かないで欲しい」と国内ファンから非難の声で溢れた。
「日本のファンは韓国ファンのマナーの悪さに怒りの矛先を向けていましたが、韓国ファンからは、実際空港やライブ会場でマナー違反していた人々の中には日本のファンも多くいたというのです。
国内では空港の警備も厳しく、ライブ会場内での撮影はもちろん厳重に取り締まられている。一方、韓国の文化で空港では強引にでもスターに触れることが出来たり、ライブも撮影可能なことが多い。その前提が分かった上で、日本から渡韓し現地ファンを装って、混乱に乗じマナー違反をしている日本人が沢山いるということです」(アイドル誌ライター談)
しかし、こうした“なにわ男子フィーバー”とは裏腹に、実際のライブは「空席祭り」だったとも形容さている。今回のソウル公演が行われた『INSPIRE ARENA』は1万5千人収容だが、開始10分前の会場内の様子を収めた盗撮画像が拡散され、スタンド後方がガラガラで、アリーナもかなりすかすかな状態だったようだ。
国内ではなにわ男子はチケットが入手困難で、何年もファンをしているのにライブに参加出来たことがない、という嘆きも多い。そんな中での昨年のアジアツアー発表時には、国内のライブの充実より海外を優先したと批判が上がっていた。結果的にマナー違反の多さと「空席祭り」によりその声が増幅してしまったようだ。
なにわ男子運営としては、今回のアジアツアーを足がかりに、より世界に羽ばたきたいという思いもあるだろう。だが、海外で空港や会場内でのマナー違反への取り締まりの緩さをこのまま続ければ、一層の批判は避けられない。何よりもメンバーの安全を第一に考えて欲しいものだ。