中居正広の女性トラブルが発覚したことを発端に、フジテレビが苦境に陥っている。
振り回される木村拓哉のドラマ
これまでの報道によると、フジテレビの社長や幹部が女性アナウンサーを同席させる接待を頻繁に行っており、それが企業の“文化”として定着。中居のトラブルも、現役の幹部局員が行ったとされる“上納接待”が一因だったと報じられている。
「1月17日に港浩一社長が会見を行いましたが、動画の撮影は禁止で、限られたメディアしか入れない閉鎖的なものでした。さらに、終始“回答を控える”といった曖昧な答えを繰り返していました」(テレビ局関係者、以下同)
中居は『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)と『THE MC3』(TBS系)を降板。『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)やラジオ『中居正広ON&ON AIR』(ニッポン放送)は終了することが発表されており、ほかのレギュラー番組も放送休止となっている。
一方で、中居と同じく元SMAPの木村拓哉は、
「フジテレビ系のドラマ『教場』の新シリーズが4月から9月にかけて撮影されると報じられています。主演を務める木村さんは警察学校の鬼教官役で、2020年と2021年にスペシャルドラマとして放送され、2023年の4月クールには連ドラ化された人気シリーズ。木村さんの新たな代表作とも言えます」
ようやく新シリーズが動き出したようだが、
「“上納接待”の報道やその後の対応によって、フジテレビのスポンサー離れが続いています。また、ドラマの撮影の際に“フジテレビにはちょっと……”と、ロケ地の使用を拒否される事態が起きているとも報じられており、これから撮影を始める『教場』も、その影響を受けないとは限りません」
無事に撮影を終えられるか、今後の展開に左右されそうだ。
また、一部報道によると、
「『教場』の制作は2023年の秋にも予定されていました。しかし、収録が延期となり、フジテレビもそれを認めています。その理由について、脚本の内容を精査するためだと、2023年9月に行われた定例会見で明かしていました」
一方で、当時は旧ジャニーズ事務所の性加害問題が表面化した時期でもあり、
「この制作中止は、旧ジャニーズのタレントと共演することによるイメージダウンを恐れた俳優たちの降板や、多くの企業が旧ジャニーズ事務所のタレントの広告起用を取りやめており、出演番組にもスポンサーがつかない可能性があったことが原因だとも報じられています」
2024年4月クールで木村が主演を務めたドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)についても、
「当初は木村さんが“報道マン”を演じる企画が進んでいましたが、性加害問題の渦中の芸能プロダクションに所属しながら“報道”を扱うことが疑問視されて、急きょ変更することに。橋を設計することに情熱を燃やす建設会社の社員という設定に変わりました。結果的に、最終回の視聴率は2桁を記録して、ドラマは好評だったようですが……」
2023年秋の『教場』、2024年の『Believe』に続いて、
「春から撮影だという『教場』も、最近の“キムタクドラマ”は木村さん以外の問題で振り回されることが続いています。木村さん自身はノースキャンダルを貫いているのに、あまりに不憫ですよね」
どんなときも、くじけずにがんばりましょう……。