村上信五

2月8日の大阪『サンケイホールブリーゼ』から始まり、3月8日に『東京グローブ座』で千秋楽を迎えた、関ジャニ∞・村上信五の『If or…Ⅶ』。

 

「作・演出・出演をすべて村上クンが手がける、いわゆるひとり舞台です。独特の世界観と達者なしゃべりで年々、じわじわと観客数を伸ばし今ではチケットの入手も困難なんだそう。その名のとおり、“もしも村上が○○だったら”というテーマで楽しませるようです」(スポーツ紙記者)

 ‘09 年にスタートしたソロ舞台は地味ながらも7年連続で公演されている。

「今作のテーマは“スパイ”で、スパイ映画のパロディーを思わせる内容でした。アクションやコント、ピアノの弾き語りにダンス、はたまた女装姿もアリ。歌って踊れて笑いもとれる、さすがは関ジャニ∞といったところでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)

 そんな練られた本格舞台の一方で、ファンにとって毎年恒例の名物企画がある。村上が頭の禿げたカツラをかぶった“先生”となって、世の中の物事を解説するコーナーだ。ここでは関ジャニだけでなく、ほかのジャニーズグループの名前もたびたび出てくる。

「ヒナ(村上の愛称)の十八番といいますか、ジャニーズをイジらせると生き生きします。昨年は“グループ名の由来”という授業でした。『V6』の場合は、“V”はバレー、ビクトリー、バラエティー、ヴィジュアル。そして“坂本(昌行)クンの実家が八百屋だからベジタブル。年齢的にはビタミンが必要でしょ”って(笑い)」(常連ファン)

 今回は“太陽系”について学ぶのだとか。それぞれの星をジャニーズにたとえたという。

「まぶしいまぶしい太陽。そう、太陽は嵐。もうまぶしすぎて直視できないですよ。嵐が出てきたら、うわっ、まぶしい!! ってなるでしょ」

 続いて水星は、

「デコボコしていてブサイクなんですよ、水星は。ハイ、ブサイク背負えるのは『Kis-My-Ft2』。遠くから見るのがちょうどいい」

 金星は『ヴィーナス』が持ち歌の「タッキー&翼」。地球はアースの響きからNEWSだそうだ。その後も太陽に近い順から火木土天海とそれぞれの星にグループを当てはめていく。そして、

「みなさんハレー彗星って知っていますか? ‘86 年に来た彗星でカリスマです。翌年にデビューしたのが『光GENJI』です。『パラダイス銀河』という曲もありますね」

 かつての大先輩にも触れた。そしてSMAPはというと、

「太陽系は銀河系にあるわけです。お待たせしました、この銀河系がSMAP。こうしてつながっていくわけです」

 最後に自分たちのことも。

「宇宙には嫌われ者も存在します。いいものも悪いものもすべて吸収してしまう質の悪いヤツ。それが関ジャニ∞です。もう取り込みすぎてお腹壊しますからね。その出口に、嘘みたいな名前ですが、ホワイトホールがあることが発覚しました。悪いものはブラックホールに残して、いいものだけを出すんですね。これがジャニーズ事務所です」