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 ジャニーズファンを中心に話題を集めている『嵐、ブレイク前夜』(主婦と生活社)。同書の中から、二宮和也の意外な素顔を紹介しよう。

 二宮和也はひそかにこんなこともしていた。

《それは曲作り。カノジョへの想いを詞にして、メロディーつけたりしていたのだ》(『嵐、ブレイク前夜』より。以下《》内は同書引用)

 当時付き合っていた女性のことを自作の歌にしてしまっていたようだ。そんな作品がいくつもあり、アルバムには収録されなかったものの、ライブではちゃっかり披露していた。いや、それ以外でも意外な形で歌われていた可能性が。

「今から10年くらい前、彼は休みになると東京駅の八重洲口でアコースティックギターの弾き語りをしていたんです。週末の夕方に、帽子を深くかぶって顔を隠し、座り込んで下を向きながら。ただ、自分で作った曲を弾いていたのですが“全然ウケないんだよね。やっぱ、嵐ってわからないとダメなのかな”って嘆いていました(笑い)。全然気づかれず、お客さんも5人とかしかいなかったみたいで」(元側近スタッフ)

 そのころの八重洲口は再開発がされる前で、若い人がそんなに多くなかったとはいえかなり大胆な試み。もし今なら誰かが気づいて大パニックになりそうだ。もちろん、これはただのお遊びではなかったという。

「“ジャニーズというフィルターがない中で、自分はどう見られているのか”ということを確認したかったのかもしれません。あと、ニノは昔からスタジオで堂本剛クンに会うと、よくギターを教えてもらっていました。剛クンの“アーティスト然”とした雰囲気は憧れだったようですよ」(前出・元側近スタッフ)