共働き家庭の数は右肩上がり。自身も家計のために働き、お金の管理もしっかりとこなすのがワーキング妻。

「私も夫も働くことで、老後の蓄えを少しでもしておこうと思って。家のローンもまだ残ってますし、子どもの将来を考えたら、もっと頑張ろうと思いますね。どうしても週末にしか時間が作れないので、家族そろって出かけることは多くないです」(34歳)

 ローン返済や貯蓄など、将来のことを計画的に考えている。自分はもちろんのこと、夫の無駄遣いも許さない女性が多数。

「夫に渡す毎月のお小遣いは3万円。どうしても足りないときは要相談ということにしています。私自身もクーポンやカードで貯まったポイントを使って買い物をしたり、できることはやってますよ」(42歳)

「息抜きのため夫婦で土日はウォーキング。健康にもいいし、お金もかからないですから(笑い)」(39歳)

 家庭も仕事も完璧にこなす、やりくり上手のワーキング妻。一番の悩みは何なのだろうか?

 3人の子供を育てるNさんに話を聞いてみた。

自営業のため、個人年金や老後の蓄えも必要

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◎Nさん(41) 結婚20年目
 夫の職業/大工
 子ども3人(長男19歳・長女17歳・次男16歳)

 “ゴッドハンド”と呼ばれるベテランエステティシャンのNさん。 私立大学に通う長男と高等専門学校に通う長女、私立高校に通う次男の、3人の子どもの学費と仕送りで年間300万円以上かかることが悩みのタネ。

「私は高卒だし、高校を中退して大工になったダンナは中卒。せめて子どもたちには十分な教育を受けさせたいと思っています。しかたないことなんですけど、経済的にはやっぱり苦しいので、私の実家から援助してもらってます」

 腕のよい大工として評判の夫。年収は平均850万円。これにNさんの収入と実家からの援助を足すと、年収は1200万円ほどになる。しかし自営業のため、個人年金や老後の蓄えなども必要だ。

「今は雇われの身ですが、指名してくださるお客様も多いので、いずれ独立したいなとも思ってるんです」

 という野望を抱くNさんは、エステティシャンとしての自分磨きにも余念がない。