国民の意見を無視して安保法制が成立するなど、イラつくことが多いご時世。そこで主婦ライターの山崎ますみさん、長谷川華さん、下関祟子さんが女性の怒りを代表してぶちまけてくれた。
長谷川「“ましゃロス”で会社を休む女性が話題になったけど、そんな人ばかりじゃないからね」
山崎「まあ、気持ちはわかるけど……。ファンじゃなくてもイケメンが結婚するとショックだよ!」
長谷川「私は西島秀俊がショックだった!」
山崎「ファンだった?」
長谷川「やっぱり若い女性がお好きなのね。おまえもか! って感じよ」
下関「その点、福山の結婚相手が30代だから好印象だったわね」
長谷川「日本の男性は若い女がイイって刷り込まれるから、若い嫁さんもらうと“でかした!”なんて言われんのよ。逆はないのにね」
下関「私は40代の女性が若い男性と結婚したら“でかした!”って思うけど。そもそも、日本の男性は本能で生きているから、成熟した女と付き合えないのよ」
長谷川「日本の女性も悪いところはあると思うよ。年をとると、女性としての舞台から降りちゃう人が多い」
山崎「恋愛だけじゃなく政治参加も頑張らなきゃ! “アベノミクス新3本の矢”については?」
長谷川「キャッチコピーがダサイ。“夢を紡ぐ子育て支援”とかやめてほしい。気持ち悪いわ! これで国民がついていくと思っているのかな?」
下関「変なキャッチコピーを考えるより、内容をきちんとしてほしいわ!」
山崎「子育て支援では『幼児教育の無償化』『結婚・不妊治療の支援』とか言っているけど、いちばんお金がかかるのは大学なのよ!」
下関「そうそう、幼稚園児ってあまり食べないし、意外と生活費がかからない」
山崎「子どもひとりを育て上げるのに、学費だけで1千万円以上かかる。その半分以上が大学!」
下関「今は子どもの半数以上が大学に進学するもんね」
山崎「そんなに子どもにお金がかかるなら、独身や夫婦だけで楽しもうって人が増えるのは当然よ! ウチなんか今年から子どもふたりとも大学生になったから大変よ!」
長谷川「奨学金は?」
山崎「もちろん借りているわ」
下関「今は奨学金を返済できるだけの職に就けるかどうかわからないから、ほどほどにしないと。新卒の子に大きな借金を背負わせるのはよくないと思う」
山崎「奨学金が足かせになり結婚できないこともあるみたい。“夢紡ぐ”どころか、借金を紡いでいる! 大学の学費支援をしないと、国力が落ちると思うんだけど」
下関「中高生の支援も、もっとしてほしいよ。この前、自治体から子育て支援券をもらったんだけど、鼻クソみたいな金額だった(怒)! 1か月分の給食費にもならないわよ!」
山崎「それで支援とか言わないでほしいよね」
長谷川「国や自治体のお金の使い方、間違っている!」
山崎「東京オリンピックの新国立競技場がいい例だよね。どんぶり勘定すぎる!」
下関「デザインしたザハ・ハディド氏に13億円も支払ったんでしょ? 結局、デザインは使わないのに」
長谷川「違約金も支払うらしいよ。建築費も6月末の計画案で2520億円、8月には1550億円とか? よくわからないけど巨額!」
山崎「国の借金が増えて、私たちの子どもへの負担が増える。子どもは借金まみれで、私たちの年金は雀の涙で“下流老人”決定よ!」
長谷川「もっと高齢者が働けばいいんじゃない?」
山崎「社会を動かす重要なポストは働き盛りに任せて、引退してほしいけどね。人手不足の介護の現場なんかいいかもしれないわね」
長谷川「高齢者同士で助け合っていきましょう。元気な人は働かないと!」
山崎「コレ、一億総活躍?」
下関「政府の思うツボ?」
山崎「日本がよくなれば、いいんじゃない?」