クソバイス(クソみたいなアドバイス)という言葉の生みの親であるコラムニストの犬山紙子さん。そんな犬山さんに、タイプ別クソバイスへの切り返しかたを教えてもらった。
【vsママ友】
「子育て論に関してはクソバイスが蔓延していますよ!」(犬山さん)
先輩ママ友たちは、上から目線で子育てにもの申す人ばかり。
「でも、しょせんは他人なので、不快感をたっぷり匂わせて、気まずいなと思わせる返しをしてよし。付き合いが疎遠になってもいいでしょ!」(犬山さん)
《ケース1》
・ママ友のクソバイス
「子どもが小さいときに寂しい思いをさせてはダメ。専業主婦になれば?」
・クソバイス返し
「じゃあ、お金くださいよー。ね、お金ちょーだい」
これはシリアスじゃなく笑いとばす方向で、“お金ちょーだい!”って言っちゃいましょう。人それぞれ事情も違うのに、無責任な発言ですよ。それに、なんであなたが私の子どもの代弁者になるんだって話ですから!
《ケース2》
・ママ友のクソバイス
「女であり続けないと、ダンナさんに浮気されちゃうわよ~」
・クソバイス返し
「あんた、浮気されたことあるの!? 詳しく教えてよ~」
これはかなりウザい! おまえは私の何なんだって話ですよ。“自分もされたってことだよね?”という解釈をして、このクソバイス返しをしてみて! こんなブーメランが戻ってくると思ってないから、相手はすごく驚くはず。
《ケース3》
・ママ友のクソバイス
「公立の中学に行かせるの!? 中高一貫の私立のほうが絶対いいって!」
・クソバイス返し
「さすが私立に入った息子さんは、いい子に育っていますよね~」
“金よこせよ”って話ですよね。これは自分のところは私立に入れているという自慢です。かなりイラッとくる発言なので“息子さん、繊細そうですもんね~”など、ちょっとイヤミもプラスしてもよし。チクチク刺しちゃえ~。