嵐の5大ドーム(札幌、東京、名古屋、大阪、福岡)ツアーの日程が、6月27日に発表された。5年連続8度目となる今回は、11月から来年1月までの期間で開催されることが決定している。
「朝4時に電話が鳴って大変でしたよ。嵐さんのコンサートのときは、毎年こうなりますからね」(札幌市内のホテル)
このドームツアーに向けて、嵐ファン恒例の“前哨戦”がスタート。遠征組が“とりあえず宿を押さえなくては”と会場周辺のホテルを片っぱしから予約しまくるのだという。まだ、チケットが当選するかどうかもわからないのにだ。
「すでにインターネット予約がいっぱいで、200室以上ある部屋がすべて満室。ライブスタッフの方の予約もいただいていますよ」(札幌市内にある別のホテル)
福岡のホテルからはこんな声も。
「仕事の出張で来られたサラリーマンの方が“この時期に重なると周辺のホテルがいっぱいになっている”と、こぼされますよ(笑)」
さらに名古屋のホテルでは、前日から部屋が埋まるという。
「うちは公演日の前日もいっぱいですね。前乗りでグッズを買われる方も多くいらっしゃいますから。嵐さんのコンサートの場合、特別に“チケットが当たってもハズレても連絡をいただく”ようにしています。いかんせん、先の予定ですので」
早くも満室のホテルが続出している。人気が集中するのは、手ごろな値段のホテルからだ。5大ドーム近くにある大手ホテルチェーンに聞いてみても、すでに札幌、福岡は満室だった。大阪と名古屋もまだ日によっては若干の空室が残っているといった程度。
嵐のライブといえば、昨年5月には異例の混乱もあった。部屋数が200室程度の仙台市内のホテルが、ライブの時期とも重なる9月18日~23日までの6日間にネット予約を約4000件受け付けてしまったというのだ。
「あまりにも申し込みが集中したためにシステム障害が起き、自動的に出るはずの“満室表示”が出なかったそうです。当時ホテルはひとりひとりに謝罪したとか」(スポーツ紙記者)
ファンが殺到しているのはホテルだけではない。新聞、それも地方紙を買いたいというファンが今、続出しているという。一体なぜか。
「嵐は今、全国47都道府県ごとの限定商品『キリン一番搾り“地元うまれシリーズ”』のPRキャラクターを務めており、地方紙の新聞広告に、各県1人ずつといった形で登場するんです。“青森づくり”が発売された6月7日の『東奥日報』朝刊に相葉クンの全面広告が掲載されてから、メールや電話での問い合わせがたくさん来たそうですよ」(前出・スポーツ紙記者)
そこで、東奥日報に問い合わせてみると、こんなコメントが。
「県外からのお問い合わせがほとんどで、1度に10部も購入する人もいました」
青森は相葉が担当しているが、ほかの4人もさまざまな地域の限定ビールをPRすべく、地方紙の全面広告に登場する。するとこんな現象が……。
「嵐ファンの仲間たちでSNSを通じて、どのメンバーがどの県に登場しているのか情報交換したり、それをまとめた分布図を作る方もいましたよ(笑)」(嵐のファン)