「なんか『舞祭組』が1位って聞いたんだけど、クソつまんねぇよ。舞祭組の4枚目のシングル『道しるべ』が1位になったんだって。クッソつまんねぇ、どうぞ(笑)」
1月22日にラジオ『ON&ONAIR』(ニッポン放送)で、舞祭組の新シングルがオリコンチャートで1位に輝いたことを受けて、憎まれ口をたたきながら曲を流した中居正広。『Kis-My-Ft2』から派生し、'13年12月に中居プロデュースのもとデビューしてから3年。これが4人にとって初の快挙となった。
「1枚目、2枚目、3枚目って“中居プロデュース”とか言ってやってたでしょ? “4枚目はボクたち作るんで”って。な〜んでオレが抜けたとたんに1位とるんだろうね。なんだよ、コレ(苦笑)」
そう、新曲『道しるべ』は初めて、中居Pから離れて横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永ら4人がイチから作詞作曲を手がけた曲だ。そのウラにはやはり、例の騒動が。
「'15年9月に中居さんが自ら初アルバムの発売を発表するも、その後にSMAPの独立、解散騒動が勃発。肝心の中居さんが動けずに舞祭組は存続すら危ぶまれる事態に。そこで4人は思いを引き継ぐべく、自分たちで曲作りを決心したのです」(芸能プロ関係者)
4人は10日間の合宿を組み、試行錯誤を繰り返してようやく新曲を完成。キスマイでは腐らずに“バック”を務める彼らの努力が、見事に報われたのだ。が、こんな声も。
「過去3作品が1位になれなかったのにはわけがあります。いずれもAKB48やEXILEといった握手会、特典などでCDを大量に売り上げるグループと同じ週にリリースされたからです。ライバルがいない週にリリースするという本来のジャニーズの売り出し方をしていれば、デビューから4作連続1位だったのでは?」(音楽雑誌編集者)
どうやら、中居Pがあえて舞祭組に1位をとらせなかったというのだ。思えばSMAPが1位になったのもデビューから3年目、実に12枚目のシングルでのことだった。
「苦労した下積み時代があったからこそ、グループとして結束し強くなれたことを教えたかったのでしょう。中居もかつては“バラエティー班”として泥仕事もこなしてきました。それでも、“できることを精いっぱいやっていれば、人の心を動かせる”と、彼らが進むべき道を示したのです」(前出・芸能プロ関係者)
さて『道しるべ』初回生産限定盤Bには、合宿の模様を収録したDVDが付属されている。そのラストシーンに映った、白いノートにぽつんとメモされた《道しるべ》の文字。この文字がファンの間で話題となっている。
「特徴的な字体から“中居クンの文字では?”と、SNSを中心に色めきだっているのです。中には過去の文字を探し出して筆跡鑑定するツワモノも。
歌詞にはメンバーから中居さんへのメッセージともとれる言葉がふんだんに使われていますし、そのお返しとしてなのかもしれません」(ワイドショースタッフ)
合宿が行われたのは昨年10月末から11月にかけて。SMAP解散に揺れる中でもやはり、舞祭組を気にかけていたのだろうか。レコード会社に文字について確認すると、「それは違います。今回、中居さんはいっさいプロデュースには関わっていません」とのこと。