元SMAPの木村拓哉が大ピンチだ。精力的に映画『無限の住人』宣伝活動にいそしんだものの初週の興行収入は約1億8900万円でまさかの第6位。GW初日の5月3日、賑わう都内の映画館では「ご案内できる映画は『無限の住人』のみとなっています」と、場内アナウンスされるなど寂しさすら感じた。
「時代劇で、しかも次々と人が斬られていくだけに万人受けしなかったのでしょう。ファンまでもが足を運ぶのに躊躇してしまったのでは? それでも彼の影響力に陰りは見えませんね。今回の映画宣伝でも“例の購買運動”が起きています」(芸能レポーター)
元SMAPメンバーが出演したCM、または番組で食べた、飲んだ、買った、紹介した商品をファンがこぞって購入するという運動。安倍晋三首相の経済政策を称した“アベノミクス”から由来する、SMAPファンによる“スマノミクス”が、またも全国各地で発動している。
4月25日の『火曜サプライズ』(日本テレビ系)に、宣伝を兼ねて杉咲花とともに出演した木村。撮影が行われた東映太秦映画村を中心に太秦の街を訪ねる一行がたどりついたのが洋食レストラン『ARARA』だった。
注文したハンバーグステーキ(税込み1000円)を前に、「この店すごいよ」「うめぇ」と絶賛する木村。番組内では店名は紹介されなかったのだが、それでもファンが店を特定して殺到している。もともと映画関係者や俳優らが来店することで知られているのだが、
「いや、木村さんはやはり別格ですね。ファンの方がたくさんいらしてくれて、“木村さんと同じハンバーグを食べさせてください”と、みなさん同じ注文をされています。
やはり影響はありますし、急に忙しくなりました。今後も多くのお客さんに対応できるように仕込み、準備はしています」(マスター)
そして番組での衣装にも注目が集まった。木村が食事中に着ていたTシャツが大変なことになっている。
「NY発祥のストリートブランド『Supreme』です。着ていたのは昨年のパリ店オープン時に限定発売されたTシャツで、ショッピングサイトでは11万円を超えるプレミア商品です。木村さんの着用が拍車をかけたようです」(ファッション誌編集者)
なんとTシャツ1枚が11万円! Supreme原宿店に話を聞いてみると、
「“木村さんが着ていた服はどこで手に入りますか?”とは聞かれますが、日本では販売していない商品なので当店も含めまして取り扱っていません。
商品によって変わりますが、だいたいTシャツは7000円〜8000円ほどになります。パリ店の商品がいくらかはわかりかねますが、SupremeのTシャツであれば本来なら(11万円の)定価にはならないですね」
10倍以上でも、“オサレ上級者”にとってははずせないTシャツということなのだろう。