「木村拓哉が主演し、二宮和也、吉高由里子などが脇を固める映画『検察側の罪人』が公開され、上々なスタートを切りました。
8月25日と26日の観客動員数が31万8000人、興行収入は4億1600万円で、映画興収ランキングの首位を獲得。最終的な興収は25億円程度が見込まれ、今年公開の邦画では好成績と言えるでしょう」(映画誌ライター)
雫井脩介の同名ミステリー小説を原作に、映画版『クライマーズ・ハイ』『関ヶ原』などの原田眞人監督がメガホンを取った同作。木村拓哉と二宮和也が”初共演“したことでも話題になっている。
実は、この共演を生んだのは、木村の事務所の後輩である二宮の”アシスト“があったからなんだとか。
「もともと、ニノは“木村クンと共演したい”と周囲に漏らしていたそうです。当時は女性マネージャーのI氏がSMAPを担当、嵐はジャニーさんの姪っ子のジュリー氏が担当していたため、共演は叶いませんでした。
タブーを破ってまで
しかし、'16年末にSMAPが解散するとともに I 氏も退社。事務所内での垣根がなくなったふたりは、やっと今作で共演が叶ったそうですよ」(スポーツ紙記者)
ヒットの大きな要因は、“必死”な宣伝活動も大きく関係しているという。
「木村クンと二宮クンは、公開前のタイミングでたくさんの報道番組やバラエティー番組、雑誌に登場して、映画宣伝のために“東奔西走”していました。
8月16日放送の『ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、司会の宮根誠司との対談中に、木村クンは次女のKōki,についてのエピソードを披露したんです。“家族話はタブー”と言われていた木村クンなだけに、衝撃を受けました」(テレビ局関係者)
娘の話を“解禁”したあたり、木村の“焦り”が垣間見えるが、それはなぜなのか。
「'17年4月に公開されたキムタクの主演映画『無限の住人』の興収が期待していたよりも伸びず、いわゆるコケたことを、本人はそうとう気にしているそうです。
周囲も“キムタクなのに……”と、人気の陰りを感じてしまった。しかも今回は、国民的アイドルの二宮クンが共演者なので、もし失敗したら、今後の俳優人生が危うくなると感じているのでしょう」(映画関係者)
さらにもうひとつ、木村が今作を“ヒットさせたい理由”があるという。
「木村クンは、今回の映画で『日本アカデミー賞』をとりたいそうです。現在はSMAPも解散して、年齢的にもアイドルで続けてやっていくのは難しい。後輩のニノやV6の岡田准一クンはすでにアカデミー賞をとっていて、俳優としても評価されています。
木村クンも今後は“俳優として評価されたい”と考えていて、“なんとしてでもアカデミー賞が欲しい”と意気込んでいるみたいです」(芸能プロ関係者)