「2組同時のデビューには驚きましたよ。次にデビューするのは、人気、実力ともに申し分ない『SixTONES』だと聞いていました。他方で『Snow Man』はJr.グループの中でも人気があるほうではありますが、デビューにはまだ早いという感じがします。というのも、今年1月に3人の新メンバーが加入したばかりでしたからね」(レコード会社スタッフ)
約19年ぶりのジャニーズJr.だけによる単独ドーム公演『ジャニーズJr.8・8祭り〜東京ドームから始まる〜』で発表されたのが、SixTONESとSnow Manの'20年のCDデビュー。しかも複数のグループが時を同じくというのはジャニーズ事務所はじまって以来のこと。
「このライブでしか観られないコラボとか、水着で歌ったりとかスゴく楽しかったけど……やっぱり一緒のデビューってのは驚きました」(ライブに行ったファン)
ドームに集まった5万人以上のファンもまさかの事態に興奮を隠せず、SNS上でも大騒ぎ。これには同事務所の複雑な事情が絡み合っているというのだーー。
ジャニーズの未来を考慮して
「国民的グループ・嵐が'20年いっぱいで活動休止をしますし、錦戸亮のグループ脱退が既定路線である関ジャニ∞もこれまで通りとはいかないでしょう。さらには空中分解していて東京五輪後に解散もあり得るのがTOKIO」(テレビ局関係者)
SMAPなきあと、事務所の稼ぎ頭であるこの3組が、
「これまでのように活動しなくなる損失は極めて大きく、'18年にKing&Princeをデビューさせたのも、これを埋めるためだと一部で言われています。あれだけ事務所から推されているのも、そのためでしょう」(スポーツ紙記者)
そのキンプリからわずか1年で更なるデビュー組の発表も異例。それだけ「次の柱」作りが急務なのがうかがえる。
「CDデビューは、ジャニー喜多川氏が病に倒れる2日前の6月16日に、ジャニー氏と滝沢秀明氏の話し合いによって決定したそうで、ジャニーさんが亡くなる直前、病室で関係者に伝えられたそうです。つまりジャニーさんもジャニーズの未来を考慮して、2組のデビューにGOサインを出したのかもしれませんね。最後まで彼らのことを考えてくれたということでしょう」(芸能プロ関係者)
SixTONESはホール14カ所とアリーナ5カ所を巡る全国ツアー、Snow Manはアジアツアーが決定。
「これまでの同事務所のグループと違うのは、SixTONESは公式インスタグラム、Snow Manが公式Weiboを開設するなどSNSを積極的に取り入れていること。これも新時代を視野にいれた“滝沢改革"の一環なんでしょうね」(前出・芸能プロ関係者)
早くもその効果は出ているようで、
「色んなニュースが出ていて今後がハッキリしない∞にテンション下がっちゃった子もいて、もともとエイター(関ジャニ∞のファン)だった子たちが続々とSnow Manに流れてますよ。関西ジャニーズJr.の子たちがメンバーにいますからね」(とある追っかけファン)
移り気な女ゴコロを素早くつかんで離さないのもジャニーズの強さなのかもしれない。