東野幸治、陣内智則、かまいたち、森三中、はんにゃ川島……2月に入り、吉本芸人が続々とユーチューブチャンネルを開設したことを発表している。
「昨年から劇場の楽屋ではチャンネル開設に向けての打ち合わせがあちこちで行われている状態。ココリコの遠藤章造さんや、ペナルティのヒデさんも開設に向けて準備を進めています」(吉本関係者)
今年に入り、ユーチューブを始めた芸人の筆頭といえば闇営業問題で活動を休止していた宮迫博之。しかし古巣・吉本の後輩たちからはブーイングが起こっているという。
「宮迫さんがテレビで活動できないから、じゃあユーチューブで……みたいに始めたせいで、吉本のユーチューブをやっている芸人全般が叩かれ始めているんですよ。まじめに動画制作している若手やチャンネル開設に向けて時間をかけて準備をしてきた芸人からは“ユーチューブをなめるな”と文句が殺到しています」(制作会社スタッフ)
カジサックらが交渉した結果
あまり知られていないが、吉本が本格的に参入したのは'13年8月と古い。
「食えない若手芸人の救済の意味も含め、ユーチューバー芸人の発掘・育成プロジェクトを始動。翌'14年には、発掘・育成プラットフォーム『OmO』を立ち上げています」(前出・吉本関係者)
'18年にキングコングの梶原雄太ことカジサックがブレイクしたこともあり、ユーチューブに新たな活路を見いだす芸人も増加している。
「これまでギャラの取り分は吉本が7割、芸人が3割だったものの、カジサックら売れている芸人たちが交渉した結果、自分たちで編集・撮影を行う場合は8割、制作費を吉本側が負担する場合でも6割を芸人がもらえるようになりました。そんな事情もあり、ユーチューブに本気で取り組む芸人が増えている。それだけに、宮迫さんの最近の活動は迷惑でしかないようです」(前出・制作会社スタッフ)
2月27日深夜、宮迫とともに闇営業騒動で活動休止をしていた田村亮が、AbemaTV版『ロンドンハーツ』で映像復帰を果たした。一方で、宮迫には早くも暗雲が立ち込めているようだ。
「3月1日に開催予定だった『関西コレクション』でステージ復帰をする予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で中止に。ユーチューブでは江頭2:50さんに人気も話題も奪われ、再生回数も減少の一途をたどっている。テレビ業界で使いたいという声も皆無。後輩たちからも嫌われ、居場所がない状態です」(キー局プロデューサー)
宮迫をテレビで見られる日は先になりそう……。